松永和紀氏のブログが面白い件【小若順一氏の不安扇動商法を日本消費者連盟はどう裁くか?】 | まぁ、こんなもんでえぇんとちゃう?

まぁ、こんなもんでえぇんとちゃう?

【2010.01.04】携帯からのコメント投稿制限解除しました。《制限していた理由は此方…(-_-メ)⇒『送信防止措置および発信者情報開示』http://amba.to/g7GpRt》 なお迷惑なコメント、読者申請、トラックバック等は此方で公開中。⇒http://amba.to/ig6gAg

昨日の松永和紀氏のブログ記事「小若順一氏らの薬事法違反(? )を日本消費者連盟が明らかに? 」が非常に興味深い。


そして是非雪兎氏のブログ記事「あべしの裏側」から、以下の2本の記事もセットでお読み頂きたい。

【番外編・バイブル商法】「食品と暮らしの安全基金」小若順一代表の講演会

【番外編】日消連のマッチポンプ(?)


 さて本題。『食の安全・市民ホットライン』という「日本消費者連盟」や「食品安全・監視委員会」(神山美智子・代表、日本消費者連盟内に事務局を置く)が中心となってで組織があるそうだ。

 ところでこの神山美智子氏は「環境ホルモン濫訴事件 」と「遺伝子組み換えイネ濫訴事件 」の二つの「トンデモ裁判」に「原告代理人(参照; )」として関わっていたと言う、「言論の自由ならびに科学の発展を『トンデモ裁判を起こすことで阻害』しようとしていた」張本人なのである。そして前者は「原告の請求棄却 」、後者は「遺伝子組換えイネの実験栽培の差止め請求については却下、損害賠償請求については棄却 」で結審している。


 それは兎も角、どうやら松永氏ブログ記事 によれば「食の安全・市民ホットライン 」は食の安全に関する種々の指摘をネットで行なう事にしているそうだ。

 

そして「食の安全・市民ホットライン 」の中の「皆さんからの不具合情報魚拓 )」を読んでもらいたい。

受信年月日 不具合の種類 食品(料理)名  ブランド名    企業(店)名

2010.11.08   違法広告   無添加白だし   MKテイスト    SとKとA

2010.11.11   不適販売    そば     ミネラル補給そば  SとKとA


松永氏はこの「無添加白だし」を『この無添加白だし三合わせ 魚拓 )』と推測している。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【以下、松永氏ブログ記事 より引用】


この商品は、間違いなくこれ だろう。
 このサイトは、「安全すたいるオンラインショップ」で、月刊誌『食品と暮らしの安全』の付録誌『安全すたいる』で扱っている商品の一部を販売している。このオンラインショップのページから、
「月刊誌「食品と暮らしの安全」年間購読について 、にリンクし、そのページで「食品と暮らしの安全」最新号(2010年11月号)の特集として「蕎麦で躁うつ病が改善
」を紹介し、さらに記事詳細にリンクしてゆく、という仕組み。記事詳細 では、次のように紹介している。

<<我楽者注;以下『「食品と暮らしの安全」最新号 2010年11月号(No.259)紹介頁 魚拓 )』からの引用文>>

蕎麦に海苔をかけ、『無添加白だし』つゆで食べ、蕎麦湯を飲む、こんな蕎麦食事療法モニターを募集して2ヵ月。
モニターの3人の躁うつ症状がかなりよくなりました。

カルシウムが不足すれば神経過敏に、マグネシウムが不足すれば神経・精神障害に、鉄が不足すれば疲れやすくなり、頭痛も起こります。
何も考えずに現代食を食べていると、主要3ミネラル不足で心身の調子が悪くなる確率は、88%以上。
現代食のミネラル不足によって生じる心身の異常を「新型栄養失調」と名づけました。

<<同紹介記事終了>>


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


【以下我楽者の補足】


1)無添加白だしについて

 これは名称がほぼ一致(無添加白だし三合わせ)、ブランド名「マ(M)エカ(K)ワテイスト株式会社」、更に企業名が「食品(S)と暮らし(K)の安全(A)」である。

 此れは常識的に見て、どう考えても同一商品だろう。

 しかし「理不尽な訴訟を起こして相手の言動を阻害する」と言う卑怯な手を平然と使う人間には、この様な事は意に介さないのだろうなぁ。┐( ̄ヘ ̄)┌


<<以下「皆さんからの不具合情報魚拓 )」に記載のある「不具合の内容」>>

 

 「無添加」「ミネラル」の表示と、病気の改善などの表示。このだしを摂取すると躁鬱病が改善するかのような薬事法に抵触しかねない売り場づくりがされている。また、ミネラルが豊富かのような表現も好ましくない。これにより、さらなる健康危害が出る恐れがある。


2)11月11日付けの「ミネラル補給そば」についての情報

 この商品も矢張り「月刊誌『食品と暮らしの安全』の付録誌『安全すたいる』で扱っている商品」であり、『ミネラル補給そばセット魚拓 )』であると思われる。

 

<<以下該当頁 の商品説明>>

  
知人へのプレゼントに
心身の不調で長く苦しんでいる人は、ミネラル不足が原因かもしれません。
そういう知人にミネラル不足のことを、どう伝えるかが悩ましいところでした。
そこで、
美味しいそばを贈って、何も言わすに不足したミネラルを補給できるプレゼントをご用意しました。

◆そばでマグネシウムを大量補給
◆のり・ごまで
   カルシウム・マグネシウム・鉄を補給
◆『無添加白だし』で微量ミネラルを補給

ミネラル不足で症状がでている人は、何日か食べてもらえば症状が良くなります。

【美味しい「究極そば」湯】
◎そのまま飲んでも美味!
さらに美味しく飲むには、「純生醤油」と「無添加白だし」を少し入れるだけで、味がしまります。

◎残ったそば湯を冷蔵庫で冷やしても美味しく飲めます。

☆マグネシウム補給にそば?
マグネシウムは、海藻、豆類、木の実を摂らない補給できません。
現代の食事では意識して摂ろうとしない限り、不足することになります。
食事で簡単にマグネシウムを補給できるのは「そば」。
そばは日本人の食生活にとって大変貴重です。
(月刊誌『食品と暮らしの安全』2010年9月号No257より)


<<以下「皆さんからの不具合情報魚拓 )」に記載のある「不具合の内容」>>


 このサイトは優良誤認の不実証広告が多く、消費者にとって危険。「心身の不調がよくなる」という表現は薬事法に抵触。九割蕎麦で「マグネシウムを大量補給」と書く根拠が不明(蕎麦のマグネシウム含有量はそれほど多くない)。海苔、ごまにミネラルは多いが、そもそも重量を食べられない。量の概念が不足した宣伝でいたずらに消費者の不安を煽り、また、健康不安を感じている人の弱みにつけこんだ商品。薬事法および景表法に抵触している。


【我楽者の補足終了】


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【以下、再度松永氏ブログ記事 紹介】


 市民団体で不安を煽り、会社で買わせる。この“つくり”の問題点は、「食の安全・市民ホットライン」が掲載した情報が指摘する通り。
 「安全すたいるオンラインショップ」店主は、「(株)食品と暮らしの安全 代表取締役 小若順一」氏で、小若氏は、月刊誌「食品と暮らしの安全」を発行する「食品と暮らしの安全基金」の代表でもある。実に巧妙な足掛けだ。そして、ここからが興味深いのだが、小若氏の出身は日本消費者連盟である。 

 市民団体「食品と暮らしの安全基金」は、これまでにも「アスペルガー症候群が「『無添加白だし(三合わせ)』(天然ダシ)で劇的に回復する」というような情報を流し、一方で「(株)食品と暮らしの安全」が『無添加白だし(三合わせ)』(天然ダシ)を販売するという悪質な商法を繰り広げてきた。(*)


 小若氏は、昨年、ある地方の消費者団体に招かれ講演した時に、ちまたにある食品の悪口をさんざん言った後に、この商品を出して「こんなにいい」と宣伝したそうだ。消費者団体もさすがに「これは、まずい」と気付き、参加者からも後で文句が出た。その消費者団体は今年、憑き物が落ちたように唐木英明・東大名誉教授や畝山智香子・国立医薬品食品衛生研究所研究員などを招き講演会を開催している。

 でも、官庁はこの商法に手を出せなかった。ところが、消費者が「食の安全・市民ホットライン」に情報を掲載させた。もし、ホットラインが本当に本気なら、消費者がどしどし情報を寄せれば「必要があると判断した場合は、事業者への警告、行政への法的措置要求などの行動をとることも予定しています。重大・緊急と判断した場合は、個別企業名、商品名の公表もします」になるかも。神山美智子さん、本気になって小若商法を追及してください! 十分に重大、緊急です!
 それにしても、
日本消費者連盟と小若氏の関連を逆手にとって情報を投稿し掲載させた消費者さん、すごいです。これが、本物の消費者力、かも。

【松永氏のブログ記事紹介終了】

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


(*)この事例として、記事の最初に上げた雪兎氏の記事「【番外編・バイブル商法】「食品と暮らしの安全基金」小若順一代表の講演会 」を参照の事


☆最後に上記「食品と暮らしの安全・安全すたいる」の該当サイトの魚拓保全を行ない短縮アドレスをツイッター上でお知らせ頂いたGo Nakagawa 氏にお礼申し上げる。