私は三姉妹の長女なんですが
幼い頃は父は海外へ赴任していたり
母も働きながら子育て
もちろん育休なんて制度はなく
産後数ヶ月で仕事復帰
という時代
2つ年下の次女とは
年が近いこともあり
喧嘩もしたり一緒に遊んだり
幼い頃の記憶が何かとリンクします
長男、長女あるあるといえば
『お兄ちゃんでしょ！』
『お姉ちゃんなんだから！』と
なにかと上の子だからって我慢させられた
記憶ありませんか？
おもちゃを譲るように言われたり
下の子優先で待たされたり
喧嘩したら先に怒られたり
お兄ちゃんだから優しくしなさい
お姉ちゃんだから貸してあげなさい
お母さんに甘えたい時も
赤ちゃんが優先🤱
赤ちゃんの抱っこが終わったら
次こそ自分の番だと
求める心をようやく落ち着かせて
待ってたら
赤ちゃんがまた泣き出した
赤ちゃんのオムツ替えだした
赤ちゃんのミルク作り出した
そんなこんなしてる内に
お母さんに別の用事が出来て
お母さん、私の事抱っこするの忘れちゃった
今となってた
子供を持ってようやく母の余裕の無さや
バタバタして忘れっぽくなる事や
泣き止まない赤ちゃんにイライラする気持ちは
身をもって理解できる
その反面
何故か下の子が出来た途端
我慢させられる理不尽さに
妹が憎かったあの頃や
なにかと抱っこもおんぶも優先される
妹が羨ましかったあの頃や
お母さんの顔色うかがって
怒らせないように
自分から抱っこを我慢したあの頃の
お母さんに言われるとおり
『だって私はお姉ちゃんだもん』
『お姉ちゃん』にならざるをえなかった
私の気持ちも思い出され
なんとも切ない気持ちに
今 抱いているこの子に
もしも
兄弟姉妹が出来たなら
『上の子』としてどう接するだろう？
と、考えたんです
昔の話をすると
妹はあまり覚えていません
もちろん私の記憶があるのは
おおよそ5歳
それ以前の記憶は曖昧だし
2歳以下の記憶なんて
ほとんどありません
私の記憶する5歳の頃の思い出
妹は3歳
私が覚えている事も
妹には幼くて思い出として残ってないんです
つまり
あんなにお母さんに優先されたのに
『優先された』自覚はないんです
一方
上の子は『我慢させられた』自覚も記憶も
残ります
それなら、
私は上の子の不満や欲求を先に
満たしてあげたいな
と思うんです
記憶に残る時期の
欲求をしっかり受け止めてあげる
『上の子』として
危機感ではなく
安心感や優越感を持たせてあげる
人は満たされてこそ
分けあえるもの
お母さんに満たされたら
自然と下の子に
その愛情を分けてあげよう
おもちゃも貸してあげよう
優しくしてあげよう
上の子がお母さんを奪われる危機感ではなく
自発的にお母さんを
シェアしようとするのでは？
まずは
情緒の記憶や自我がしっかりした方を
優先して満たしてあげる
子供の満たされたら表情をみれば
育児のストレスや疲れも吹っ飛ぶもの
お母さんにとっても
『上の子ばかり叱ってしまう』
『上の子には厳しくしてしまう』
そんなジレンマから解放されるのでは？
と思います
今 抱いているこの子が
もし一人っ子ではなくなるのなら
『上の子』として
そんな風に育ててあげたいなと思うのでした
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