犬吠埼観光ホテル☆ブログ -9ページ目

「銚子みなとまつり」(銚子市)

「銚子みなとまつり」(銚子市)


 本日ご紹介するのは、地元「銚子市」「JR銚子駅」周辺および「利根川河畔」、「銚子市内各所」で8月3日(土)・8月4日(日)に開催されます「銚子みなとまつり」です。

 「銚子市」(2010年9月20日のブログ参照)は、「関東地方」の「東部」、「千葉県」の「北東部」にある「市」で、「全国屈指」の「漁港」の「まち」です。
 「銚子市」の「北部」には「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)が流れており、「銚子市」で「太平洋」に注いでいます。
 「銚子市」は江戸時代に「利根川水運」が開発され、「醤油醸造業」(2011年9月10日・2010年12月20日・12月8日・12月6日・9月27日のブログ参照)と「漁業」(2012年1月24日のブログ参照)で発展、「気候風土」を活かした「農業」も「露地野菜」を中心に発展した「観光都市」です。

 「銚子駅前通りシンボルロード」は、「JR銚子駅前広場」から「利根川」に至る「延長」610mの「道路」です。
 「銚子駅前通りシンボルロード」「歩道部分」には「御影石」を使用し、「黒潮」と「みなと」を表現する「日本古来」の「青海波模様」で舗装されています。
 また「銚子駅前通りシンボルロード」「街路灯」・「車止め」・「電話ボックス」・「ゴミ箱」・「水飲み」・「ベンチ」なども「銚子らしさ」を演出する「統一」の「黒潮カラー」(濃青色)で彩色されており「銚子の玄関口」として「魅力」のある「メイン通り」になっています。
 なお「銚子駅前通りシンボルロード」の「錨」をデザインした「街路灯」・「信号機」は、統一された「黒潮カラー」で彩色されており、「電線」は全て、「地中」に埋め込み(地中化)となっており、「電柱」はありません。

 「銚子駅」(2011年5月7日のブログ参照)は、「銚子市」「西芝町」にある「東日本旅客鉄道」(JR東日本)・「銚子電気鉄道」(銚子電鉄)(2012年2月11日のブログ参照)の「駅」です。
 「銚子駅」は、「両社」の「共同使用駅」であり、「JR東日本」が「駅」を管轄しています。

 「銚子駅」は、「JR東日本」の「総武本線」の「最終駅」かつ、「銚子電鉄」の「銚子電気鉄道線」の「起点駅」であり、「両線」の「接続駅」となっています。
 「銚子駅」は「JR」の「駅」には「総武本線」の「列車」のほか、「隣」の「松岸駅」で分岐する「成田線」の「列車」も「運転系統」上乗り入れています。
 「銚子駅」から「佐倉駅」以西の「千葉方面」へは、「総武本線」経由と「成田線」経由のどちらでも行けますが、「佐倉」までの「営業キロ」は「総武本線回り」のほうが短く、「所要時間」も「総武本線回り」の方が短いそうです。
 よって「総武本線」経由の「列車」が「銚子駅」を先発した「成田線」経由の「列車」よりも「佐倉駅」以南では先行することがあるそうです。

 7月、8月に入り「近隣市町」で「祭り」が開催されていますが、地元「銚子市」でも「夏」を彩る「祭り」として「銚子みなとまつり」(2012年8月1日・2011年8月2日のブログ参照)が毎年開催されています。
 「銚子みなとまつり」は、毎年8月の「第1土曜日」・「第1日曜日」の「2日間」にわたって行われており、「土曜日」の「初日」に「やっぺおどり」にはじまり、「銚子みなとまつり」の「メインイベント」である「銚子みなとまつり花火大会」(2010年8月5日のブログ参照)が開催され、「翌日」の「日曜日」の「2日目」(最終日)「日中」に「みこしパレード」(2010年8月6日のブログ参照)が開催されます。

 「やっぺおどり」ですが、8月3日(土)17時から「銚子駅前通りシンボルロード」を一部「歩行者天国」にし、元「十字屋」(現・「てうし市場」予定地)前の「道路」にて、「銚子市民」の「各種団体」の皆さんが思い思いの「装い」で「鳴り物」の「演奏」のもと「やっぺおどり」、「銚子大漁節」(2011年8月16日のブログ参照)などを踊り、「銚子みなとまつり」に色を添え、「やっぺおどり」には、約800名の「踊り手」「鳴り物」が参加され、「会場周辺」では「屋台」、「夜店」が立ち並びます。
 今年の「鳴り物団体」は、「阪流会(ばんりゅうかい)」、「小川町郷土芸能保存会」、「昇光会(しょうこうかい)」の「3団体」です。
 「やっぺおどり参加団体」は以下の通りとなっています。

 かもめ会
 千葉科学大学
 銚子商工会議所女性会
 明るい社会づくり銚子推進協議会
 NTT銚子
 銚子信用金庫
 銚子商工信用組合
 銚子市婦人会
 銚子市職員連
 グループホーム銀河
 萌保育園
 スイミングクラブルネサンス銚子
 黒潮美遊
 銚子舞踏連盟
 風の会
 華の会
 銚子交通安全協会女子部
 ちょうし市民ミュージカル

 「やっぺおどり」終了後、しばらくしてから「銚子みなとまつり花火大会」が始まります。
 「銚子みなとまつり花火大会」は、「銚子駅前通りシンボルロード」の「つきあたり」の「利根川河畔」「河岸公園」(2011年4月18日のブログ参照)付近で行われます。
 「銚子市」は、昭和8年(1933年)2月11日に「市制」を施行し、今年(2013年)2月11日に「市制施行80周年」の「節目」を迎え、「銚子市」では、「銚子市民」とともにこの「慶事」を祝い、「未来」に向けた新たな「出発点」とするために、「昨年度」(2012年)から今年度(2013年)にかけて「各種記念事業」を実施しており、今回の「銚子みなとまつり花火大会」も「市制施行80周年記念事業」として規模拡大して催行されるそうです。
 「銚子みなとまつり花火大会」では、「スターマイン」など6000発が打ち上げられ、「銚子の夜空」に色あざやかな「大輪の花」を咲かせるそうです。

 「銚子みなとまつり花火大会」の「タイムスケジュール」は以下の通りとなっています。

 「花火の種類」  「タイトル」

 14時00分 4号玉 5発 信号花火

 17時00分 4号玉 5発 信号花火

 18時00分 4号玉 5発 信号花火

 19時00分 4号玉 5発 信号花火

 「オープニング」

 19時30分
 オープニングスターマイン アッ80(アッパレ)!銚子!!

 第1景「ワクワク!シーサイド」

 4号玉 20発       トロピカルドリーム

 スターマイン(大)     黒潮踊る港町

 19時35分
 5号玉 10発       ゆるふわクラゲ~

 10号玉 3発       昇曲付引先変化

 スターマイン(小)     屏風ヶ浦の絶景

 4号玉 20発       ぐるっとま~るい、銚子半島

 19時40分
 5号玉 10発       真夏の夜の夢

 スターマイン(特大)    青いサンゴ礁

 4号玉 20発       南国椰子の林

 スターマイン(小)     サマーナイト・ドリーム

 19時45分
 4号玉 20発       青い空と太平洋

 スターマイン(大)     君ヶ浜・夏模様

 5号玉 10発       太平洋でイルカウォッチング

 19時50分
 ワイド・スターマイン   太平洋花火物語

 第2景「栄光の架橋」

 スターマイン(大)     ちょうし花火百景

 4号玉 20発       銚子花火ギャラリー

 7号玉 3発       みなとまつり夏物語

 10号玉 3発       昇曲付芯入錦先二化

 19時55分
 スターマイン(大)     むらさき香るしょうゆの街

 4号玉 20発       真夏の白雪

 スターマイン(特大)    日本一の港町

 20時00分
 4号玉 20発       地球の年輪が見えるジオパーク

 7号玉 3発       昇曲付錦先変化

 スターマイン(小)     銚子の花火にカンパイ!!

 4号玉 20発       犬吠埼大百花園

 20時05分
 スターマイン(小)     おみこしワッショイ

 5号玉 10発       キラキラ芯牡丹

 特別スターマイン     市制施行80周年記念「未来に羽ばたけ!光の翼!!」
 (7号玉8連発+10号玉8連発)

 20時10分
 第3景「天空の花模様」

 5号玉 10発       大利根に咲く名花

 7号玉 3発       錦先変化

 10号玉 3発       銚子市民に贈る大輪の花束

 スターマイン(小)     マジカルファンタジー

 20時15分
 4号玉 20発       夏空の夜桜

 7号玉 3発       夜空の一輪挿し

 スターマイン(大)     花の千輪咲き

 4号玉 20発       キャベツ畑に舞う蝶々

 20時20分
 5号玉 10発       菜の花畑

 スターマイン(大)     フラワーフェスタ

 7号玉 3発       芯朴付変化の花

 10号玉 2発       昇曲付芯入引先二化

 スターマイン(大)     妙福寺「臥竜の藤」

 20時25分
 4号玉 20発       パステルカラー

 5号玉 10発       閃光万花

 スターマイン(特大)    銚子まつり囃子

 第4景「輝く光の先へ」

 5号玉 10発       キラキラ・ハート

 20時30分
 7号玉 3発       芯入引先二化

 10号玉 3発       昇曲付芯入菊先変化

 スターマイン(小)     光のアンサンブル

 4号玉 20発       ひまわりの花

 5号玉 10発       星空の万華鏡

 20時35分
 スターマイン(特大)    発展・飛躍・希望のふるさと

 4号玉 20発       ハッピースマイル、アゲイン

 5号玉 10発       夢幻の花

 7号玉 3発       昇朴付き変色牡丹

 20時40分
 スターマイン(大)     星空ファンタジー

 4号玉 20発       菊花群声

 5号玉 10発       星に願いを…★

 スターマイン(大)     夜空にかかる希望の虹

 10号玉 3発       昇曲付変化菊

 20時45分
 エンディング

 エンディングスターマイン 祝市制施行80周年「前を向いて行こう!幸せのゴールデンアロー!」
 (7号玉8発&10号玉8発一斉打ち!!)

 20時50分 終了

 となっています。
 「花火」の「見どころ」は、20時05分過ぎの「特別スターマイン」と「エンディング」の「エンディングスターマイン」となっています。

 「翌日」(8月4日(日))の「みこしパレード」は、「銚子」の「まちなか」を「勇壮」な「男衆」と「元気」な「女性」の「担ぎ手」が、「よーいよいやせ」、「う(お)んりゃどぉした」の「かけ声」と「銚子名物」「跳ね太鼓」の「鳴り物」の「響き」で「銚子みなとまつり」の「フィナーレ」を飾ります。
 「みこしパレード」の「ルート」ですが、「銚子市役所」を出発し「マイロード」(「銚子駅前通りシンボルロード」と「銚子銀座通りココロード」を結ぶ道路)、「ココロード」(銚子銀座通り)(2011年10月1日のブログ参照)を通って「銚港神社」となっており、「大人みこし」7基と「子供みこし」4基、「鳴り物」が練り歩きます。

 「銚子」の「目抜通り」「JR銚子駅」周辺および「利根川河畔」「銚子市内」で開催されます「夏の一大イベント」「銚子みなとまつり」。
 この機会に「銚子市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「銚子みなとまつり」詳細

 開催日時 8月3日(土)17時~
      8月4日(日)12時~

 開催会場

 やっぺおどり  銚子駅前通りシンボルロード

 花火大会    利根川河畔

 みこしパレード 市役所~マイロード(白幡神社)~ココロード(銚子銀座通り)~銚港神社

 問合わせ 銚子みなとまつり実行委員会 0479-25-3111 begin_of_the_skype_highlighting 0479-25-3111 無料 end_of_the_skype_highlighting(銚子商工会議所)

 備考
 「銚子みなとまつり」ですが、8月3日(土)が「荒天時」による「延期」の場合は、翌週の8月10日(土)に「やっぺおどり」・「銚子みなとまつり花火大会」を開催となり、8月3日(土)と8月10日(土)が両方とも「荒天」等による延期の場合、本年度(2013年)の「やっぺおどり」・「銚子みなとまつり花火大会」は中止となるそうです。






















「潮来祇園祭禮(いたこぎおんさいれい)」(潮来市)

「潮来祇園祭禮(いたこぎおんさいれい)」(潮来市)


 本日ご案内するのは、近隣市「潮来市」「素鵞熊野神社」「潮来地区」で8月2日(金)~4日(日)の期間開催されます「潮来祇園祭禮(いたこぎおんさいれい)」です。

 「潮来市」は、2001年(平成13年)4月1日、「茨城県」「行方郡」「潮来町」と「行方郡」「牛堀町」が合併し「潮来市」になりました。
 旧「潮来町」は、1955年(昭和30年)、「潮来町」と「津知村」、「大生原村」、「延方村」が合併して誕生しました。
 合併前の「潮来町」の「人口」は25841人(2000年国勢調査)、「面積」は4388平方kmでした。
 旧「牛堀町」は、1955年(昭和30年)、「香澄村」、「八代村」が合併し、「牛堀村」が発足し、同年「町制施行」し、合併前の「人口」ですが、6103人(2000年国勢調査)、「面積」は18.79平方kmとなっていました。
 「潮来市」の「人口」ですが、平成22年の「国勢調査」による「人口」は、30534人(男15048人、女15486人)となっており、2013年7月1日現在の「人口」は29618人(男14699人、女14919人)となっています。

 「潮来市」は「茨城県」「東南部」に位置し、「北」は「行方市」、「南」は「神栖市」、「東」は「鹿嶋市」、「西」は「千葉県」「香取市」に面しています。
 「潮来市」は「東西」が約12km、「南北」が13kmあり、「北部」には「海抜」約30mから40mの「行方台地」が「南北」に続いており、「東部」は「北浦」(2011年12月6日のブログ参照)に面し、「西部」は「霞ヶ浦(かすみがうら)」と「北利根川」、「南部」は「外浪逆浦(そとなさかうら)」(2011年1月30日のブログ参照)というように、「水辺」に囲まれた「自然」豊かな「まち」です。

 「水郷」として知られている「潮来」は、「利根川」(2011年10月9日のブログ参照)の「下流」にできた「水郷地帯」の「一角」で、「潮来市」では、「サッパ舟」や「あやめ」(2011年5月27日のブログ参照)が「有名」で、「前川十二橋巡り」(2012年5月26日のブログ参照)、「前川あやめ園」(2012年5月13日のブログ参照)などの「観光スポット」があることでも知られています。
 「潮来市」は、「橋幸夫」さんの「潮来笠」や「花村菊江」さんの「潮来花嫁さん」、「美空ひばり」さんの「映画」「娘船頭さん」など、「歌」や「映画」に取り上げられ、現在では、「全国区」の「知名度」を誇り、毎年5月末から6月末にかけて「水郷潮来あやめまつり」(2013年5月14日・2012年5月14日のブログ参照)が盛大に開催され、多くの「観光客」が訪れています。

 「潮来祇園祭禮」の「まつり」の「起源」は、「神社」の「由来」と「密接」な「関係」があり、「素鵞熊野神社(そがのくまのじんじゃ)」はもと「素鵞神社」と「熊野神社」に分かれていました。
 「素鵞熊野神社(そがのくまのじんじゃ)」は、1877年(明治10年)、「素鵞神社」と「熊野神社」が合祀され誕生しました。
 「素鵞熊野神社」は、「潮来」の「鎮守社」で、「潮来祇園祭禮」(2012年7月30日・2011年7月31日のブログ参照)が行われることで知られており、「潮来祇園祭禮」は「素鵞熊野神社」の「例祭」として行われ、「神輿」や「山車」が「潮来地区内」を練り歩きます。

 「素鵞神社」の「創建」(創祀)は天安2年(858年)に「漁夫」によって「浪逆浦」により引き揚げられた「神輿」を旧「辻村」の「天王原」に奉斎した(祀った)のが「はじまり」とされ、以来「4丁目」以西の「鎮守」として信仰されてきました。
 「辻」の「天王原」に祀られていた「古社」を、文治4年(1188年)に「潮来」「町内四丁目」の「天王河岸」へ移し、「牛頭天王」と呼び、「神楽ばやし」と「獅子舞」が奉納されたそうです。
 ちなみに「牛頭天王」は「八坂神社」の「御祭神」で、元来は「インド祇園舎」の「守護神」とされ、「疫病除けの神」として知られています。
 文治4年(1188年)の「遷座」と「牛頭天王」を奉斎した背景には、「潮来地方」での「疫病」の「流行」などがあったものと思われます。
 また「伝承」によりますと「熊野三社」を参詣した「村人」が、その「霊験」を尊んで天正年間(16世紀後期)「潮来」に勘請したのが、「本宮」、「新宮」、「那智」の「熊野三社権現」だそうです。
 元禄9年(1696年)の「牛頭天王」は、「水戸藩主」「徳川光圀」公による「一村一社」の「政策」により「現在地」に移り、「熊野三社権現」と相殿となりました。
 さらに天保15年(1844年)、「牛頭天王」は「仏教色」の強い「呼称」から、「神道的」な「素鷲神社」へと「社号」を改め、同時に「熊野三社権現」も「熊野神社」と「名前」がかわったそうです。
 明治10年(1877年)に長く「相殿」であった「両社」は、「素鵞熊野神社」となって現在に至っています。
 「素鵞熊野神社」の「御祭神」ですが、「素鵞社」は「須佐之男命(すさのおのみこと)」、「奇稲田比命(くしいなだひめのみこと)」、「熊野社」は「伊奘諾命(いざなぎのみこと)」、「伊奘冊命(いざなみのみこと)」、「速玉男命(はやたまのおのみこと)」、「事解男命(ことさかのおのみこと)」を祀っており、「境内社」として「神明神社」、「第六天神社」、「松尾神社」、「淡島神社」、「金比羅神社」、「愛宕神社」、「大杉神社」、「稲荷神社」を祀っています。

 「潮来祇園祭禮」は、「天王山」に鎮座する「素鵞熊野神社」の「例大祭」で、八百有余年の「歴史」と「伝統」のある「祭禮」です。
 「潮来祇園祭禮」は、毎年8月の「第一金曜日」から「日曜日」までの「3日間」にかけて行われ、まず「初日」に「二体」の「神輿」(俗に「天王様」、「権現様」と呼ばれています。)が出御する「御浜下り」ではじまるそうです。
 「潮来祇園祭禮」「中日(なかび)」は「町内渡御」(町内御巡行)、「最終日」には「還御」(お山上り)が行われます。
 「潮来祇園祭禮」に「花」を添えるのは、「三丁目」の「獅子舞」をはじめ、「総数」十四台もの「山車」、そしてこの「山車」にのった「芸座連」によって奏でられる「潮来囃子」です。
 「潮来祇園祭禮」の「圧巻」は「のの字廻し」や「そろばん曳き」に代表される「曲曳き」で、「若衆」と「山車」、「芸座連」が一体となった様は必見だそうです。
 また「潮来市内」を流れる「前川」沿いには大きな「幟(のぼり)」がいくつも立てられるなど、「都市部」の「祭禮」にない「潮来独特」の「風景」を見ることができるそうです。

 「潮来祇園祭禮」では、上記のように「素鵞熊野神社」より、「素鵞社」(天王様)と「熊野社」(権現様)の「二体」の「御神輿」が「天王山」より下りて、「仮宮」においでになり、「祭禮中」の「3日間」「神事」のひとつとして、14町内の「奉納山車」の「曳き廻し」が行われますが、「潮来祇園祭禮」で使用される「山車」はほとんどが、「総欅造り」で「潮来囃子」の「芸座連」が「山車」に乗って演奏する「芸能山車形式」のものだそうです。
 「潮来祇園祭禮」「山車」の「周囲」には「高彫り」という「精巧」かつ「華麗」な「彫刻」がはめ込まれ、「山車」、「飾り物」、「彫刻」、「玉簾」、「額」、「幟」など、江戸・明治時代の「匠の技」を今に伝えるもので、「各町内」の「財産」として大切に管理されています。

 「潮来祇園祭禮」「山車」の「各町名」と「人形」ですが下記の通りとなっています。

  町名     人形(作者)   芸座連

 西壹丁目   神武天皇    潮風会囃子連
 (西町)    (田島義郎)

 濱壹丁目   神功皇后    佐原囃子連中
 (濱町)    (鼠屋福田萬吉)

 上壹丁目   日本武尊    上町芸座連
 (上町)    (衣川人麻呂)

 下壹丁目   福俵白鼠    千秋会囃子連
 (下町)    (町内で作成)

 大塚野    本多平八郎忠勝 水郷会囃子連
        (町内で作成)

 あやめ二丁目 真田幸村    あらく囃子連
 (あやめ町)  (古屋敷義男)

 貮丁目    大国主命    登喜和芸座連
        (古屋敷義男)

 三丁目    御神楽     三町目芸座連

 四丁目    天乃岩戸    葦切會
 (天王町)   (鼠屋五兵衛)

 五丁目    源頼政     源囃子連中
        (伝 鼠屋五兵衛)

 六丁目    弁慶      川岸囃子連
        (伊藤久重)

 七丁目    素盞鳴尊    花崎囃子連
        (竹田縫之助)

 八丁目    静御前     如月会
        (古川長延)

 七軒町    源義経     鹿嶋芸座連
        (田島義郎)

 「潮来祇園祭禮」の開かれる「3日間」は「閑静なまち」が「まつりの熱気」に包まれ、14台の「勇壮」な「山車」が「町中」を練り歩きますが、それぞれの「山車」の上には「身の丈」4m以上ある「歴史上の人物」などの「大人形」が飾られ、「大天井」が「目前」を行く様には圧倒されます。
 「潮来祇園祭禮」の「山車」の「形」は、「佐原の大祭」(2011年7月13日のブログ参照)の「流れ」を汲む「佐原型山車」なのだそうです。

 「潮来市」の「夏」を彩る「素鵞熊野神社」の「例大祭」「潮来祇園祭禮」。
 この機会に「潮来市」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「潮来祇園祭禮」詳細

 開催期間 8月2日(金)~4日(日)

 開催会場 素鵞熊野神社 潮来市潮来地区

 問合わせ 潮来市役所観光商工課 0299-63-1111 


 備考
 「潮来祇園祭禮」に奉納される「獅子舞」と「潮来囃子」は、「茨城県」の「県指定無形文化財」に指定されており、また「素鵞熊野神社」「境内」の「大欅」は、「茨城県」の「県指定天然記念物」に指定されています。
 また「潮来祇園祭禮」の「山車」のうち「三台」(「上壹丁目」・「下壹丁目」・「四丁目」(天王町))は、「茨城県」の「県指定文化財」となっています。

「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)(横芝光町)

「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)(横芝光町)


 本日二つ目にご案内するのは、近隣市「横芝光町」「JR横芝駅前通り」で8月3日(土)・4日(日)に開催されます「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)です。

 「横芝光町」は、「千葉県」「北東部」に位置し、「首都」「東京」から約70km、「県庁所在地」「千葉市」から約40km、「成田国際空港」(2012年12月10日のブログ参照)からは約20kmの「距離」にあります。
 「横芝光町」の「形状」は「東西」約5km、「南北」約14kmと「南北」に細長く、「面積」は6691平方kmで、「北」は「香取郡」「多古町」と「山武郡」「芝山町」、「東」は「匝瑳市」、「西」は「山武市」に接し、「南」は「白砂青松」の続く「九十九里浜」(2012年5月12日のブログ参照)に面しています。
 「横芝光町」の「地勢」ですが、「中央部」から「南部」にかけては「平坦部」が続き、「北部」は穏やかな「丘陵地帯」を形成しています。
 「横芝光町」には、「九十九里平野」(2012年7月6日のブログ参照)における「最大」の「河川」「栗山川」(2012年2月18日のブログ参照)が、「中央部」を「北」から「南」に向けて流れています。
 「横芝光町」は、2006年(平成18年)3月27日に「山武郡」「横芝町」と「匝瑳郡」「光町」が合併し、新たに発足しました。
 「横芝光町」は、「合併前」の「横芝町」と「光町」は「別」の「郡」(「歴史的」にはそもそも「上総国」と「下総国」という「別」の「令制国」)に所属していましたが、現在の「横芝光町」は「山武郡」に属しています。

 「JR横芝駅」は、「山武郡」「横芝光町」にある「東日本旅客鉄道」(JR東日本)「総武本線」の「駅」です。
 「JR横芝駅」の「構造」ですが、「駅舎」に接して「単式ホーム」1面1線、「北側」に「島式ホーム」1面2線と、あわせて2面3線をもつ「地上駅」で、「ホーム」はかさ上げされていません。
 「JR横芝駅」の「線路」はほぼ「南西」から「北東」に走り、「駅舎」は「線路」の「南東側」に設けられています。
 「JR横芝駅」の2つの「ホーム」は「駅舎」の「飯倉」方にある「屋根なし」の「跨線橋」で結ばれており、「島式ホーム」の中ほどに「待合所」が設けられています。
 「JR横芝駅」は「側線」を1本持っており、これは「ホーム」の「松尾」方で「1号線」の「線路」から分岐しています。
 「JR横芝駅」「単式ホーム」は、「駅舎」の「松尾」方で切り欠かれており、ここにこの「側線」が入っています。

 「JR横芝駅」「駅舎」は、1998年(平成10年)に「屋根」の「葺き替え」や「壁面」の「舗装」等が行われ、改装されていますが、1897年(明治30年)6月1日の「総武鉄道」「本所駅」(現在の「JR錦糸町駅」)~「銚子駅」間で「全通時」の「建物」が今も使われています。
 「JR横芝駅」の「駅舎」は、「木造平屋建」で「入母屋造」の「屋根」が「特徴」で、内部には「待合所」や「自動券売機」などがありますが、「磁器券」に対応した「自動改札機」はありません。
 「JR横芝駅」「有人」の「出札窓口」(みどりの窓口)は2006年(平成18年)に閉鎖され、「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されましたが、昨年(2012年(平成24年))3月8日限りで廃止され、翌3月9日の「初電時刻」からは「指定席券売機」に置き換えられています。

 「JR横芝駅」周辺ですが、旧「横芝町」の「中心地」で、2006年(平成18年)の「合併」までは旧「横芝町」の「中心駅」でありましたが、「栗山川」の「対岸」の旧「光町」には「駅」がなく、「横芝町」との合併前から「JR横芝駅」を「玄関口」としていました。
 「横芝光町役場」(旧・「光町役場」)は、「JR横芝駅」の「北東」約1.5kmの「場所」にあり、かつては「駅」の「南西」約1.2kmの「線路」沿いに「横芝光町横芝行政センター」(旧「横芝町役場」)がありましたが、「横芝光町役場」に統合されています。
 「JR横芝駅」「駅前」には「タクシー」の「待ち合い」があり、「駅」から少し離れた「道路」沿い(線路脇)には「大型のショッピングセンター」がいくつかあります。

 「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)は、「夏」の「土用」の「祓い」の「行事」で、「京都」の「祇園祭」の「流れ」をくむ「八坂神社」の「祭礼」で、毎年8月の「第一土曜日」に「宵祭り」が、「第一日曜日」に「本祭り」が行われています。
 8月4日(日)に行われる「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)「本祭り」では、「本町」の「八坂神社」で「家内安全」、「産業の発展」、「子孫繁栄」を祈願した後、「上町」・「本町」・「東町」の「三地区」の「神輿」が18時頃に「ショッピングモールサピア」に集結し、「お囃子」に合わせて交互にもみ合います。
 「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)ではその後、「神輿」は19時に「JR横芝駅」前に移動し、そこで「三地区」の「神輿」が一斉にもみ合う「勇壮」な「お祭り」です。

 また「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)の「8基」の「神輿」は、「禊(みそ)ぎ」のために「栗山川」に入り、「山車」と共に「笛」や「太鼓」の「囃子」にのって「町内」を練り歩いたそうです。
 しかし現在「東町区」の「山車」は、昭和58年を最後に引退し、「彫刻物」は「倉庫」に、「車輪」は「消防機庫」下の「貯水槽」に保存されているそうです。

 「横芝光町」の「中心地」「JR横芝駅前通り」で開催される「夏」を彩る「祭り」「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)。
 この機会に「横芝光町」に訪れてみてはいかがでしょうか?

 「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)詳細

 開催日  8月3日(土)・4日(日)

 開催会場 JR横芝駅前通り 山武郡横芝光町横芝

 問合わせ 横芝光町 産業振興課 0479-84-1215




 備考
 「JR横芝駅」は、「JR成東駅」管理の「JR千葉鉄道サービス」(2009年(平成21年)4月1日より。それ以前は「京葉企画開発」)による「業務委託駅」で、「委託化」は2005年(平成17年)のことで、それまでは「直営駅」であったそうです。
 「八坂神社祇園祭」(横芝祇園祭)では、「神輿」が「禊ぎ」のため「栗山川」に入ると「祭り」は「最高潮」に達するそうです。