【「共和党結党準備会 ANNEX」- 常時駐留なき日米安保体制とアジア諸国による新しい地域的安全保障体制の構築】
12月15日の第3回「共和党結党準備会」は日曜日の開催であったため家族をお持ちの方々が参加出来ないことが懸念されました。そのため、3日後の12月18日(水)18:30から、「共和党結党準備会 ANNEX」が開催されました。私も参加して来ましたので、以下ご報告させて下さい。

ちなみに、共和党代表の鳩山友紀夫(由紀夫)さんと党首の首藤信彦さんは、共著で「次の日本へ - 共和主義宣言」(詩想社新書 2019年)を著し、共和党の基本政策について詳しく説明されています。

また、鳩山さんは「脱 大日本主義 - 成熟の時代の国のかたち」(平凡社新書 2017年)を著し、日本の採るべき安全保障体制と成熟時代の国のあり方について説明しています。

今回、私はこの2冊を精読した上で、共和党結党準備会 ANNEXに参加することが出来ました。
共和党結党準備会 ANNEXでは、首藤信彦党首が登壇し、共和党の目指す「共通善」についてプレゼンテーションを行いました。
首藤さんは、共通善とは、「皆が参加して作り、皆が納得し、皆が守る善」であると説明しました。
既成政党が、企業の利益や組織・団体の利害の代弁を行うことを目的としているのに対し、共和党は国民の共通善の実現を目的としていくそうです。
首藤さんは、共通善の大項目として以下の例をあげられました。
・アメリカの首枷からの開放
・成長経済から健常経済への移行
・多数決に依存しない民主主義決定プロセス(熟議民主主義)
・若者総合政策
・高齢者ランディング制度
・ベーシック・ライフ保障
そのあと、質疑応答の時間が設けられました。会場からは、対米従属からの脱却、共和党と市民運動、共和党とがん対策、公共通貨などについて質問が行われました。
私は、上記2冊の内容を踏まえて、共和党の安全保障政策に関して次のように意見を述べ、提案をいたしました。
「今回、準備会 ANEXXに参加させていただくにあたりまして、鳩山さんと首藤さん共著の『次の日本へ - 共和主義宣言』および鳩山さんの著作『脱 大日本主義 - 成熟の時代の国のかたち』を精読させていただきました。
私は、そこに示された共和党の安全保障政策に賛同いたします。『次の日本へ - 共和主義宣言』の177ページに次のように書かれています。『現行の日米安保条約の範囲を縮小維持すると同時に、周辺諸国との協調により、新たな地域的安全保障体制の構築に全力を懸ける。』
ここには2点のことが含まれています。ひとつ目は、日米安保条約の縮小維持です。この点について、鳩山さんは著作の中で『常時駐留なき日米安保体制』という表現を使われています。つまり、米軍が日本に常時駐留せず、万一のときにだけ日本を助けるために派遣されるということです。
ふたつ目は、周辺諸国・アジア諸国と協力して、新しい地域的安全保障体制を構築するということです。日米安保条約の範囲を縮小する分、アジア諸国との新しい安全保障体制を構築し、日本の安全を保障して行くということです。
この組合せが素晴らしいと思います。
ただ、アジア諸国との新しい安全保障体制の構築は、ゼロから始めるとたいへんだと思います。そこで、既に存在するアジアにおける安全保障の仕組みである『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』をベースに、新しいアジア諸国の安全保障体制を構築すべきだと思います。『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』には、すでに中国、ロシア、インド、パキスタン、中央アジア諸国、中東諸国、韓国が参加しています。ASEANからもタイ、ベトナム、カンボジアが参加しています。日本も、オブザーバー参加しています。
そこで、日本も『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』に正式参加し、そこにASEANの安全保障システムであるASEAN地域フォーラムを合体させ、新しい安全保障体制を構築することが適切であると思います。
鳩山さんは、著作の中で、欧州安全保障協力機構のアジア版を作るべきだとおっしゃっています。まさに、それが、アジア版の欧州安全保障協力機構になると思います。」
私は、昨年の鳩山勉強会で、繰り返し、日米安保条約に代わる新しいアジア諸国による集団安全保障体制の構築が必要と訴えていました。それが、今回、『現行の日米安保条約の範囲を縮小維持すると同時に、周辺諸国との協調により、新たな地域的安全保障体制の構築に全力を懸ける。』という形で、共和党の基本政策に正式に盛り込まれたので、たいへんに大きな喜びを感じています。
既成政党の中で、現実的な日米安保条約縮小の道を示しているのは共和党だけです。共和党の主張が、やがて日本国民の多数意見となるでしょう。なぜなら、それが日本国民の安全を保障する唯一の道だからです。

なお、開会前、会場で党首の首藤信彦さんとお話しする機会がありました。首藤さんは、私が昨年の鳩山勉強会でベーシック・インカム導入を主張したことを覚えていて下さいました。
首藤さんは、「昨年の勉強会で貴方がベーシック・インカム導入を主張されたとき、我々は批判的だったんだけれども、そのあとの勉強会で大学教授の方にベーシック・インカムで大切なのは労働の価値を(賃金を受け取ることから社会奉仕へ)変えることだというご指摘をいただいて、考えが変わったんですよ。」とおっしゃっていました。
私は、昨年の鳩山勉強会で、ベーシック・インカム導入を主張し、さらに現物支給にすればコストを大幅に下げることが出来ると指摘していました。
この点、共和党は、現金を支給するベーシック・インカムでなく、最低限の衣食住を保障するベーシック・ライフを実現すると主張しています。
共和党が、現物支給を採り入れつつ、ベーシック・ライフを実現するという基本政策を採用したことは、非常に大きな前進であると思います。
共和党は、新たに結党される政党であり、皆が参加し作り、皆が納得し、皆が守る「共通善」の実現を目指しています。そのため、共和党内で、政策を提案すれば、それが皆の納得を得れば、基本政策に採用されます。
ぜひ、多くの方が、共通善実現のため、共和党の活動に参加されることを希望しています。
以上
12月15日の第3回「共和党結党準備会」は日曜日の開催であったため家族をお持ちの方々が参加出来ないことが懸念されました。そのため、3日後の12月18日(水)18:30から、「共和党結党準備会 ANNEX」が開催されました。私も参加して来ましたので、以下ご報告させて下さい。

ちなみに、共和党代表の鳩山友紀夫(由紀夫)さんと党首の首藤信彦さんは、共著で「次の日本へ - 共和主義宣言」(詩想社新書 2019年)を著し、共和党の基本政策について詳しく説明されています。

また、鳩山さんは「脱 大日本主義 - 成熟の時代の国のかたち」(平凡社新書 2017年)を著し、日本の採るべき安全保障体制と成熟時代の国のあり方について説明しています。

今回、私はこの2冊を精読した上で、共和党結党準備会 ANNEXに参加することが出来ました。
共和党結党準備会 ANNEXでは、首藤信彦党首が登壇し、共和党の目指す「共通善」についてプレゼンテーションを行いました。
首藤さんは、共通善とは、「皆が参加して作り、皆が納得し、皆が守る善」であると説明しました。
既成政党が、企業の利益や組織・団体の利害の代弁を行うことを目的としているのに対し、共和党は国民の共通善の実現を目的としていくそうです。
首藤さんは、共通善の大項目として以下の例をあげられました。
・アメリカの首枷からの開放
・成長経済から健常経済への移行
・多数決に依存しない民主主義決定プロセス(熟議民主主義)
・若者総合政策
・高齢者ランディング制度
・ベーシック・ライフ保障
そのあと、質疑応答の時間が設けられました。会場からは、対米従属からの脱却、共和党と市民運動、共和党とがん対策、公共通貨などについて質問が行われました。
私は、上記2冊の内容を踏まえて、共和党の安全保障政策に関して次のように意見を述べ、提案をいたしました。
「今回、準備会 ANEXXに参加させていただくにあたりまして、鳩山さんと首藤さん共著の『次の日本へ - 共和主義宣言』および鳩山さんの著作『脱 大日本主義 - 成熟の時代の国のかたち』を精読させていただきました。
私は、そこに示された共和党の安全保障政策に賛同いたします。『次の日本へ - 共和主義宣言』の177ページに次のように書かれています。『現行の日米安保条約の範囲を縮小維持すると同時に、周辺諸国との協調により、新たな地域的安全保障体制の構築に全力を懸ける。』
ここには2点のことが含まれています。ひとつ目は、日米安保条約の縮小維持です。この点について、鳩山さんは著作の中で『常時駐留なき日米安保体制』という表現を使われています。つまり、米軍が日本に常時駐留せず、万一のときにだけ日本を助けるために派遣されるということです。
ふたつ目は、周辺諸国・アジア諸国と協力して、新しい地域的安全保障体制を構築するということです。日米安保条約の範囲を縮小する分、アジア諸国との新しい安全保障体制を構築し、日本の安全を保障して行くということです。
この組合せが素晴らしいと思います。
ただ、アジア諸国との新しい安全保障体制の構築は、ゼロから始めるとたいへんだと思います。そこで、既に存在するアジアにおける安全保障の仕組みである『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』をベースに、新しいアジア諸国の安全保障体制を構築すべきだと思います。『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』には、すでに中国、ロシア、インド、パキスタン、中央アジア諸国、中東諸国、韓国が参加しています。ASEANからもタイ、ベトナム、カンボジアが参加しています。日本も、オブザーバー参加しています。
そこで、日本も『アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)』に正式参加し、そこにASEANの安全保障システムであるASEAN地域フォーラムを合体させ、新しい安全保障体制を構築することが適切であると思います。
鳩山さんは、著作の中で、欧州安全保障協力機構のアジア版を作るべきだとおっしゃっています。まさに、それが、アジア版の欧州安全保障協力機構になると思います。」
私は、昨年の鳩山勉強会で、繰り返し、日米安保条約に代わる新しいアジア諸国による集団安全保障体制の構築が必要と訴えていました。それが、今回、『現行の日米安保条約の範囲を縮小維持すると同時に、周辺諸国との協調により、新たな地域的安全保障体制の構築に全力を懸ける。』という形で、共和党の基本政策に正式に盛り込まれたので、たいへんに大きな喜びを感じています。
既成政党の中で、現実的な日米安保条約縮小の道を示しているのは共和党だけです。共和党の主張が、やがて日本国民の多数意見となるでしょう。なぜなら、それが日本国民の安全を保障する唯一の道だからです。

なお、開会前、会場で党首の首藤信彦さんとお話しする機会がありました。首藤さんは、私が昨年の鳩山勉強会でベーシック・インカム導入を主張したことを覚えていて下さいました。
首藤さんは、「昨年の勉強会で貴方がベーシック・インカム導入を主張されたとき、我々は批判的だったんだけれども、そのあとの勉強会で大学教授の方にベーシック・インカムで大切なのは労働の価値を(賃金を受け取ることから社会奉仕へ)変えることだというご指摘をいただいて、考えが変わったんですよ。」とおっしゃっていました。
私は、昨年の鳩山勉強会で、ベーシック・インカム導入を主張し、さらに現物支給にすればコストを大幅に下げることが出来ると指摘していました。
この点、共和党は、現金を支給するベーシック・インカムでなく、最低限の衣食住を保障するベーシック・ライフを実現すると主張しています。
共和党が、現物支給を採り入れつつ、ベーシック・ライフを実現するという基本政策を採用したことは、非常に大きな前進であると思います。
共和党は、新たに結党される政党であり、皆が参加し作り、皆が納得し、皆が守る「共通善」の実現を目指しています。そのため、共和党内で、政策を提案すれば、それが皆の納得を得れば、基本政策に採用されます。
ぜひ、多くの方が、共通善実現のため、共和党の活動に参加されることを希望しています。
以上