以前、日経新聞の「私の履歴書」の話を書きましたが、今日もそのお話です。
現在掲載されているのが女優の有馬稲子さんです。
宝塚の娘役トップスターとして活躍後、映画や舞台の世界に転進、その歴史を振り返るこの連載は、女性の私にとっては非常に興味深いものです。
有馬さんは今回この連載を執筆するにあたって、なんとはじめて「履歴書」を買ったそうです。
そもそも履歴書というものを一度も書いたことがないのだとか。
確かに女優さんに履歴書は必要ないですね。
有馬さんは履歴書の各欄について、<資格欄>については65歳にして取得した普通自動車運転免許のことに触れ、<賞罰欄>については、ご自身が受けられた「紫綬褒章」「勲四等宝冠章」という稀有な名誉ある賞について、
「それを書いて持参すると採用担当者はどんな顔をするのだろう」
とユニークな想像をされています。
そしてすごくいいなと思ったのが、
「どうして履歴書には『夢』という欄がないのだろう」
というご感想です。
履歴書に縁遠い方だからこその、豊かな視点を感じました。
規制の履歴書を見ると、志望動機、自己PR、得意科目なんていう欄はよくありますが、確かに「あなたの夢」なんていう欄を見たことがありません。
皆さんは、もし履歴書に「あなたの夢」という欄があったら、どんなことを書きますか?
深い人生を送ってこられた有馬さんの夢は、イギリスのミナックシアターという海に面した野外劇場(写真参照)で、「源氏物語」を朗読することだそうです。
人の描く夢を聞いて、不快になることはそんなにないですね。
私は今朝、有馬さんの描く以下の夢を読んで、つい笑ってしまいました。
-- 本文抜粋 --
となると光源氏が必要だ、科白は無くて私の朗読に合わせてうなずいてくれればいい。誰がいいか腹案はもう決まっている、
ダルビッシュ有、彼以外には考えられない。
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ダルビッシュの光源氏。
見てみたいような、見たくないような。

