野党幹部が石原都知事について「選挙の後に、極めて無責任、政策一致が前提」 | 政治家の言質資料館

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日々の政治家の発言をまとめています。


25日、野党幹部が石原都知事の辞職の表明について発言。

●自民党の安倍総裁
「今の国政の状況を見ていて、とどめ置かまし大和魂、そういう思いで決断をされたんだろう。石原都知事は実績とカリスマがあり、政界への影響はあるだろう。どういう方向性で新党を運営していくのか確認したい。我々は他の党を気にせず、理念や政策を訴えることで次の衆議院選挙で政権を奪還することを目指しており、保守勢力の再編や結集は選挙の後になる」

●自民党の石破幹事長
「石原都知事の言う「中央集権の打破」や「官僚政治の打破」などのスローガンは、自民党の考え方に反するものではない。ただ、衆議院選挙では多くの選挙区で自民党の候補者と新党の候補者がぶつかることになり、選挙での有権者の判断を見た上で、その後、連携するかどうか判断する」

●公明党の山口代表
「石原都知事は公明党も推薦したので、任期途中で辞めるのは極めて残念であり是非任期を全うしてほしかった。新党が、どういう政策を掲げて、どういう人たちと一緒にやっていくのかを見極めながら、今後の対応を考えたい」

●社民党の福島党首
「去年、東京都知事選挙を行ったばかりなのに途中で放り出すのは極めて無責任である。こういう形で辞職するのであれば、そもそも都知事選挙に出るべきではなかったのではないか。憲法改正を訴える人たちが、民主党や自民党以外の第3極として出てきていることに大きな危惧を感じている。第3極は、脱原発などを訴えるリベラルな勢力であるべきで、憲法改正という時計の針を戻すようなことを考える勢力が、国民の支持を得るとは思わない」

●日本維新の会の橋下代表
「石原都知事らしい。いつもおっしゃられましたけども、最後のご奉公だと言ってましたから。最後の大勝負に出るんでしょう。石原都知事には政策の一致、価値観の一致、今回の選挙での大きな軸になる。それがないと有権者の皆さんにそっぽを向かれてしまいますので、政策の一致、理念の一致、これが「日本維新の会」のアイデンティティーそのものなんで、この部分はどうしてもゆずれないということを、繰り返し伝えている。石原都知事の党からお話を頂いたわけではないですから、きちんと政策一致させることは、これからのプロセスです」

●みんなの党の渡辺代表

「新党を作って中央官僚と戦うというのは大変結構なことだが、国政政党になるというのであれば、消費税率の引き上げや原子力発電所についての考え方をはっきりしてもらわないと困る。増税や原発を容認するなら、民主・自民・公明の3党の幕藩体制の補完勢力になり維新が聞いてあきれる。「維新」ではなく、よくて「新選組」。政策のずれを残したまま連携すれば、野合と言われてしまう」

●たちあがれ日本の平沼代表
「(解党について)今月30日に党の関係者を集めて了解をとりつけたい。11月に入って新党という形で届け出もしなければならないから、石原都知事を辞めるタイミングを見ながらやっていきたい。(日本維新の会について)これからの擦り合わせ。日本維新の会もしっかり政策を出したわけではない。大きな連帯を考えていきたい」