石原都知事が質疑応答で「新党で代表、選挙は比例、知事後継は猪瀬副知事」 | 政治家の言質資料館

政治家の言質資料館

日々の政治家の発言をまとめています。


25日、石原都知事が東京都庁で記者会見後の質疑応答で新党構想や後継者について発言。

石原都知事の質疑応答でのやり取りをまとめると下記の通り。

●東京都知事の辞任の時期と新党結成の時期について

「辞任の時期は今日です。新党結成は昨日でも今日でも準備はできている」

●この時期に東京都知事を辞任する理由について

「尖閣問題は私しかできないと思ったが政府の国有化で決着した。国会議員になって監督したい」

●260万票分の東京都民への説明について

「都民のためにもっと役に立つ仕事をしようとしているので、理解してくれると思う。必ず役に立つ。都政を放り出すわけではない。東京のためにも、国政でやらなきゃいけない」

●東京都知事の後継候補者について

「猪瀬副知事で十分だと思っている。あれだけ優秀な人はいない。官僚じゃないし、同じ物書きでも私よりよっぽど優秀。自分は文学活動も含めて、トンネルを掘る役割をしてきた。トンネルがつながり、そこに風が吹きこめばそれでいい。私が「開通式」には出る必要はない。それが宿命だと思う。言ったことは全て着手してくれた。私の代わりに行動を取ってくれる」

●次期総選挙で新党からの候補者数と自民党との連立について

「いやいや自民党は第1党にはなれない。私は自民党にいた当時に苦い思いをした人間。自民党に戻らないし戻りたくもない。新党の候補者については、この前、平沼代表らと一緒に塾を開いて30-40人を育成した。当選するかどうかは分からないけどレベルは高かった。やっぱり日本は選挙制度が悪い。中選挙区制に戻さないといけない」

●新党での石原都知事の役職と選挙区について

「代表となる。選挙は比例選。80歳の私が何でこんなことやらないといけないのか。若い人しっかりしろよ」

●日本国憲法の無効について

「言葉が足りない。今の憲法のどこに合法性があるのか。それぞれ草案を持っている。草案を持ち寄ってブラッシュアップして、それに変えればいい。占領軍が与えた憲法で、日本人独特の絶対平和、いびつな権利義務が入り、日本人の害悪になっている。占領軍の憲法が独立後も通用する事例なんて聞いたことがない」

●辞表を用意したのは時期について

「1週間前くらいに」

●日本維新の会との連携について

橋下代表とはそのことで「政策のすりあわせ」を随分してきましたから、橋下さんとは

「まず連携、連帯する。橋下代表とはそのことで「政策のすりあわせ」を随分してきましたから。連合になるかはわからないが、あるステージがきたら、そうなるかもしれない。そういう話はしてきている。異論を唱え合って初めて連携ができる。彼の辣腕だったら1期やったら解決する。その後、彼が立候補したらいい。私はワンポイントの先発ピッチャーでいく」

●日本維新の会の原発政策について

「経済をどう再生していくかについて10-20年先まで緻密な計画を立ててこれだけの電力がいるということをシミュレーションすることが必要。それもなしに、いきなりの乱暴な提案は提案にもならない。そういうシミュレーションをやれっていっても民主も自民もやらない」