野菜、ハーブ、魚、肉類と…様々な食材を集めていく僕ですが…

いつも心の底に、ある不安が溜まっていくのを知ってました

故郷熊本で、開業するに辺り…もっと簡単に食材が集まるものだと思ってましたが、ここまで人との繋がりを持ち、まだ見ぬお客様の為にどこまで食材探しをするのかというものです

熊本の人は、僕を含めて…人に会いに来たがる県民性を持っています

言い方を変えれば…料理の味よりもその店の人柄

現実に何年もメニュー替えをしない店が、沢山あり…僕は、それを不思議に思ってました

1人で店を回すことに、内装と調理場の位置を業者さんに頼みながらも、日々一進一退です

スタッフを雇うことも悩みつつ…気晴らしに、ある大きいサイズの洋服屋に行きました

そこで…ある女性を見つけました

それぞれのお客様と話ながら、洋服を勧める様を見ては、自然な会話から上手に売る人という印象

餅は、餅屋だなぁと^_^

それから、身体の大きい僕は、何かに行き詰まると…この店に行くようになります

2回目の来店した時に、初めて声を掛けてくれましたが…僕は、自分で選びたいので、接客は良いですと伝えて自分勝手に帰るという(笑)

それを何度か繰り返し、気になったことをその女性に聞きました

この店のラルフローレンは、定番商品ばかりですが…何故ですか?と

もしかして定番しか売れないからですか?とも

熊本は、定番商品が売れますねと…
ラルフローレンって、もっと可愛いの沢山あるのに、欲しいの1つもないなと思いましたよというと、僕の着てるラルフを見て初めて見ましたと言われました

もう一つ、もしかして熊本の人は、食べ物も定番が好きかとも聞いたら、好きなものを立て続けに食べる人が多いと聞いて…イタリアンに不安を感じました

その女性を通じて、僕に熊本のことを教えてくださいとお願いしました

美味しい店、珍しい食材、熊本の味、道路や道など…

自分の不安を彼女が真剣に教えてくれるように

そして、僕の作るイタリアンの味見をお願いしては、幾度となく、味が薄いと言われ、僕の舌さえも熊本の味を作り出すことに厳しさがありました

それから、僕の作るイタリアンを彼女が美味いと思う味に変えてみて欲しいとお願いすると…
彼女なりに色々調味料を入れて変えます

それを食べると…なるほどなぁ(°_°)
これを繰り返し、繰り返しやって…僕は、彼女に僕の店で働いて欲しいとお願いしました

僕が熊本の人の味を作れるように、熊本の味を叩き込んで下さいと

僕は、必死でした
彼女は、2つ返事でオッケーしてくれました

それから毎日、今でも僕の最終チェックは、彼女がします

もう作れるようになってますが、習慣です(笑)

ですから、今の店が美味いと言われる理由は…彼女の厳しい味のチェックのおかげなんです

今の僕が、店で笑って働けるのも、新しい味を作れるのも全て彼女のおかげ

僕の味は、東日本に合うもので…西日本には、合わないのと気づかせて治してくれて、本当に感謝してます


今は、店長として…店を切り盛りしてくれる中田さん

ずっと感謝して行きますので、今後とも宜しくです

イタリア食堂 笑う猫
熊本県熊本市中央区下通1-11-27佃つくだビル1階
Tel 080-1172-0214 中田店長 女性
営業時間 18時〜24時
定休日  日曜日
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