今週は、3回目のミナト訪問だ。
①11日
②13日
そして、今日金曜日。
なかなか天気の読めない一週間だったが、そんな中、かねてから、横浜港の入り口の本牧埠頭の先にポツンと立っている灯台のようなタワー(横浜港シンボルタワー)に行ってきた。
火曜日に山下公園を訪れた時に確認しておいたが、土日は1日4便、平日は2便しかない。
「大さんばし入り口」バス停
(4月11日撮影)
下調べが必要なので、定例の学習の日の金曜日、市立中央図書館へ出かけて調べてみた。
「ヨコハマ建築案内1950-1994」
(1994年鹿島出版会:吉田鋼一著)
「横浜港シンボルタワー」へは桜木町駅前1番乗り場からの市営バス26系統を利用するのだが、便数が少ないので、出発直前の、二つ手前の「港湾カレッジ前」行きに乗る。
もちろん敬老パス活用。
途中の市内観光を兼ねて、ロンドンでも香港でも大好きだった2階建バスや、お台場のゆりかもめのような見晴らしのいい最前列席に座る。
山下公園海岸通りの銀杏並木は三日振り。
「D突堤入り口」を経て終点の「港湾カレッジ前」には30分ほどで到着。
ここからの更に未知の世界へは、歩くことに。
いきなり異様な風景。
距離が示されていないが、道は正しいようで安心した。
高い防潮堤の向こうに見えたのは本牧海づり施設
念のため帰りの時間を確認。
この施設には帰りに見学することにして、さらに先へ進むが、歩いている人はいない。
D突堤のコンテナヤードの向こうに、黄砂に霞むランドマークタワーが見える。
この辺りでやっとシンボルタワーの頭がが見えてきた。左の石垣は波をイメージしたモニュメントらしい。
港湾カレッジから歩いて30分でようやく到着。
ここには、車が数台。歩いている人は見えない。
親切なマニア好みの情報板。
この沖に大型のコンテナー船用の新埠頭ができるようだ。
一応帰りのバス便を確認。
休憩所への美しいアプローチから見たタワー。
LAMMYのローラーペンの軸に似ている(笑)
休憩所の中にいたのは管理人さんだけだった。
壁にあった白板配置図のマグネットはイベント用かな?
駐車場でドローンを飛ばしていた人に、場内放送で注意するのも管理人の仕事。
少し晴れてきたので、休憩所横のベンチで一枚。
左の立派な椰子の木はこれ。
この時のタワーの信号表示は「O」(出航してよい)だった。
そして、いよいよタワーへ向かう。
丁度、信号もF(入出航自由)
白いタワーに春の花で飾られた花壇が映える。
鮮やかな芝に覆われた緑の丘の部分は、スケールは小さいが、メキシコシティーで見たテオテイワカンのピラミッドを思わせる。
丘の中腹の周回路からは違った遠景が楽しめる。
その上の段にはベイブリッジが望めるベンチもあるが誰も座っていない。
北の方向には、扇島の製鉄所。
昭和61年(1986年)完成の高さ58.5mの「横浜港シンボルタワー」の下部には、横浜港に入出港する1日千隻以上の運航を管理する「海上保安庁本牧船舶通航信号所局舎」が入っている。
タワーの上部海抜42.5mの展望台までは、誰でも自由に上がれるが、その方法は高さ24mの144段の階段のみとなる。
途中で外が見える小窓もあるが、覗けない。
階段のステップが4色に色分けされているので、自分の高さがよくわかる。
広くない展望室には小休止用の椅子も用意されている。
西方向のD突堤のコンテナヤードの向こうには、ベイブリッジと横浜市街方向が見える。
ユニークな半円形の展望ラウンジにも親切な二人がけのベンチ。
北は、扇島から川崎、羽田方向だが、都心までは見えない。
先ほど歩いて来た本牧方向に見える三浦半島、房総半島は霞んでいるが迫力ある景観だ。海上にあるのは浚渫作業船のようだ。
この時点で、予定していた帰りのバスはすでに出発していた。
残念!
分かりやすいGoogleマップで位置確認。
下に降りて沖合を見ると、拡張予定の護岸基礎の向こうには、沖合待機中の自動車専用コンテナー船が2隻。
パンフレットに載っていた船のマークを学習。
そして、来た道を歩いて帰る途中に本牧海づり施設へ。
釣りをしなくても見学料を100円を払えば中に入れるとのことなので、これも学習の一環で見学してみた。
まず、管理棟からの階段で降りて北側の新岸壁の最先北端から全体像を把握。
そして今度は、旧護岸の最南端へ。
新旧の護岸つりばの総延長は600m。
最後は、管理棟休憩所から。
係の人から説明を受けた昭和53年(1978年)の開場時の写真では、先程見たシンボルタワーも海の中だ!
数多くの釣果の展示写真の中から最大級を。
渡り桟橋(100m)と沖桟橋(300m)
南側の旧護岸つり場
北方向の新護岸つり場
つり場の総延長は1,000m!!
車椅子対応で、収容可能人員は700人。
多分、我が故郷瀬戸内海にはないスケールだ。
そして、来る時に降りたバス乗り場から帰路へ。
天気に恵まれて、一週間で3回も横浜の海を楽しむことが出来たが、特に今日の屋外学習は習果が多かった。
帰りは例によって、野毛で軽く復習を兼ねた食事。