八丁堀界隈 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

去る平日の午後、前会社の関係の海外業界団体(海外建設協会)のOB総会があったので、久しぶりに八丁堀まで出かけてみた。(去年は霞ヶ関だった)

 

せっかくだから、散歩方々懐かしい八丁堀界隈の路地をブラブラしながらランチの場所を探した。

 

40年前に比べすっかり新しいビルも多くその店は見つからなかったが、ビルの谷間にポツンと残されたかなり年季の入った木造家屋の私好みの店が見つかった。

 

 

レトロな暖簾とおでんの幟に惹かれて入ったこの店は、カウンター3席にテーブル2席で、極めて横に細長い構造。鰻の寝床というよりは、縦列駐車スペース位の広さでシャコ(蝦蛄)のネグラのようだが立派な鮨屋だ。

 

入り口から席までの通路(引き戸と椅子の隙間)は狭すぎて、まさにカニ歩きして着席。

 

数少ない昼用お品書きで迷っていたら、隣のお客さんが食べていた海鮮丼(チラシ寿司)を勧められたので、多分それが自慢のイチオシだと解釈して注文。

 

隣に座っていた地元の御隠居さんと思われる80歳半ばの客さんは、ただ黙々とその海鮮を一つ一つ、カニもイクラも丁寧に噛み締めながらいただいて静かに帰られた。常連さんだったのかな?

 

カウンターの残りの一人のお客さんは、ユニフォーム姿の近くの商店の若旦那風、テーブル席には少し太めのサラリーマン風の4人組のお客さん。共に丼を掻き込んで瞬く間に退席。

 

残ったのは、私一人。

 

会議までにはまだ時間があるので、女将さんに話をむけてみた。

 

歳を聞いちゃいけないので、若作りの女将さんを持ち上げたら、彼女から言われた歳は私より3つ上!

 

この店を始めて20年、建物は40年以上は経っているらしい。

 

少しハニカミ屋(風)の髪黒黒の旦那の歳をゲスしてみたら、私より1つ下だった。

 

ということは4歳上の姉さん女房だ。

 

「よっ!旦那!」(旦那、照れ笑い)

 

二人の絶妙な距離感と掛け合いでのサービスならきっとファンも多いと思う。夜の営業は5時から10時まで。今度は夜おでんを食べにお邪魔してみよう。

 

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14名の参加だった第29回目のOB総会はすべての議事が予定時間内で終了したが、今年から前回までのような立食懇親会は無くなったので、この団体に勤めている前会社の後輩2名の食事会にジョインということになった。

 

彼らの仕事が引けるまで2時間ほどの時間調整が必要となった。

 

で、東京駅八重洲口デッキ「ROOF」にあるお気に入りのクラフトビール「常陸野ネストビール」の直営店「常陸野ブルーイング・ラボ東京店」へ。

 

近くの「神田川畔のJR中央線のガード下ある姉妹店」にもよく行く。

 

開放的な2階デッキから黄昏迫る街を眺めながらいただいた最初の一杯は、「Amarillo Session IPA-4.5%」

生ビール

 

 

生ビール

 

 

時間潰しに、先ほどの鮨屋のスケッチを描きながら、結局3杯いただくことになった。(^L^)

 

 

生ビール

 

 

今日も元気に、

NO BEER, NO LIFE!!

 

生ビール

 

で、予定通り茅場町での賑やかな焼き鳥が終わって、途中、40年ほど前に働いた懐かしいビルの前を通って東京駅方向へ歩く。

 

 

近くには、入社時の古い8階建てのビルから数えて4代目となる8年ほど前に完成した最新鋭設備の本社ビルが見える。

 

 

残念ながらこのビルの完成直前に定年退職したのでここでの勤務経験はない。

 

走る人

 

八重洲通りと中央通りの交差点の大キリン像は健在だが、夜見ると少し不気味。

 

 

帰宅路だった八重洲地下街はすっかり綺麗になっている。

 

 

景色は直線的でカラフルな金属質な建物に変わっても「八丁堀」界隈には青春の思い出が詰まっている。

 

そういえば、新入社員時代の広島の事務所も「八丁堀」だったな。