ごっこ鍋 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

久しぶりに秋葉原に行った。

 

上海つながりの大学の2年後輩が級長(幹事)をしている同級生ゼミ仲間4人の例会に”聴講生”として呼ばれ数年前から参加している。

 

目利きの良い級長の選択で下町界隈で毎回コスパのいい穴場で開催されている。2年前は近くの「浅草橋」の上海料理店でのゼミにも参加した。このゼミは基本的に夜学として開催される。

 

例によってかなり早めに出かけたので、付近をジジ散策。

 

昭和通りの神田川にかかる「和泉橋」を渡って南に歩いてみた。これも結構歴史のある橋のようだ。

 

 

そこは、岩本町三丁目。

江戸時代からこの一帯には職人、商人の町で、古着市場があったようだ。さしずめ江戸の「メルローズ」か?

 

30年前だかにこの近くにあった同業の会社を訪問した事を思い出した。

 

 

4時半、日が長くなったとはいえ日暮れは冷える。

 

 

東の隅田川にゆっくりと流れ込む神田川だが、両岸ギリギリにビルが建っているので、せっかくの川岸を歩くことはできない。

 

江戸時代は柳の土手だったらしいが、水際をもっと活かせたらいいのになあ。せっかくのリバーサイドがもったいない。シンガポール川みたいにビヤテラスなんかがあれば最高だと思うんだが。

 

 

そろそろゼミの開始時間なので、昭和通りにかかる歩道橋を渡って秋葉原駅方向へ引き返す。

 

上空を走る首都高1号上野線の高架は、秋葉原駅でJR総武線の下を抜けて上野方向へ。上手い具合に造ったものだ。

それにしても、日本、特に東京の都市土木の技術は凄いな。

 

 

振り返って反対側(南)方向を見る。

岩本町交差点の地下を東西に都営新宿線、左の道路下を南北に東京メトロ日比谷線が走っている。(見えないけど)

 

 

そして高速道路の真下の僅かな空間を歩道橋が潜っている。

 

 

上と下の車両かそれとも歩道橋の歩行者の振動なのか、よく揺れる歩道橋だ。一瞬、地震かと思った(汗)

 

和泉橋に降りて神田川を渡る。西側方向には東北上越新幹線とJR山手線、その向こうは、「常陸野ブルーイング・ラボ」がある万世橋。(見えないけど)

 

 

橋の袂の看板に注目。

「防潮堤修景工事」?

 

来年のオリンピック・パラリンピックに向けて、ここから上流の昌平橋まで600mの両岸に自然石のパネルを設置するんだって!

 

 

対岸(右側)にはすでに一部設置されているようだ。

汚いものには蓋をしろ、ってか?

古いままでいいのではないだろうか、とは、思う。

 

 

ビルの間に足跡、いや、橋跡発見!

「佐久間橋」

昭和4年完成だから、大正5年完成の和泉橋よりは15歳ほど若い94歳。

 

 

5時開講のゼミ室は「南部や」という岩手料理店。

過去にも開催されたようだが、聴講生にとっては初めて。

 

新しいビルの並ぶ秋葉原駅前の一角にある古いビルの地下にあって、「居酒屋放浪記」にも出てきそうな居酒屋でなかなかの雰囲気。同じ地下には「町役場」や「村役場」という居酒屋がある。

 

聴講生は常に一番乗り。その後三々五々生徒4人が集まった。

 

当初はアンコウ鍋の予定だったが、壁に貼られたお品書きに惹かれて注文したのは、「ごっこ」という深海魚。お腹の吸盤を利用して岩に張り付いて生きているらしい。(ご主人の話)

 

 

いかにも岩、凄い形とツラ構え。

別名を「布袋魚」というらしい。いかにも!

 

瀬戸内育ちの聴講生には、全く初めての魚だったが、食感、味ともに絶品だった。

 

仕事で遅れて登場した北朝鮮問題に明るい「教授」のホットニュースを中心に大いに盛り上がったゼミだった。