たまにはぶらり多摩川 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-スケッチ清水書院


久しぶりに二子玉川に出かけた。

「大型連休」(決してゴールデンなウイークではない)は、毎年こじんまりと経済的な近場の散策と決めている。

再開発の一環として最近オープンした、世田谷区立「玉川公園」は、超高級超近代的超高層マンションRiseの脇にある。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-rise


その公園の中心は回遊式日本庭園「帰真園」となっている。

その中心にあるのは、1910年ごろ台東区中根岸に清水組副社長邸宅の離れとして建てられ、その後瀬田に移築、そして60年間の解体保存されていた近代和風建築「旧清水邸書院」がこの場所で見事に復元され、この公園建設に合わせて清水建設から世田谷区に寄贈されたもので、世田谷区の有形登録文化財となっている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-書院全景


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-書院ガラス


公園は、まだ計画の半分くらいしかオープンになっていないが、小高い丘にはスターバックスも建設中だ。

夏の花火大会を意識してか、大きな階段で多摩川遊歩道に降りれる設計になっている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-階段


遊歩道から、多摩川への道は工事中なので、右折して真新しいアスファルト道から細いコンクリート階段を下る。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-サインボード


5年程前によく来たことのあるカフェ「Lunathic」を探す。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-全景


名前は変わっているが、特徴のある建物は、大々的に増改築?されているようだ。
古い2階建てアパートを鳥籠のような鉄骨のフレームで覆ってその上には立派な屋上デッキ!

Lunathicのイタリアンはフレンチに、更に新しくバーと屋上にはセレフBBQ施設。

先ず、無国籍ロックの割れた音楽がハンドメイド内装の壁に響く1階のバー「Tin House」で、C.O.D.方式の麦酒をいただく。

多摩川へのテイクアウトも考慮してカップはプラスティックだ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-柿1階


D.I.Y.で作られたテーブルの中にある大きな柿の木が天井を突抜けている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-柿1階天井


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-柿2階


2階、そして更に上へと伸びている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-柿2階天井


柿の木の若葉は、屋上で目一杯春の陽を浴びて光っている。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-柿屋上


その新緑の下は、完全セレフサービススタイルのBBQ「GEKKO

まるで巨大なツリーハウスのような不思議な異空間。
時間制限が無いし何故かソファーも有るので、一日中過ごしているようなグループも見かける。
実に、緩い時間が流れている。
これ、いいな。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-BBQ


この不思議な建物の後は、多摩川の遊歩道を下り、春の陽光はあまり差し込まない、少し肌寒い新緑の「等々力渓谷」を歩き、大井町線等々力駅から自由が丘を目指す。

等々力駅前の古民家「ざいもく家」は懐石料理から中国料理に変わっている。

洒落たドトールで時間調整。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-等々力渓谷


本日のゴールは、自由が丘での「アントニオバンド」のライブ。

いつものアントニオさんのボーカル&ギター、志賀由美子さんのギター、パンディロのリンダさんのトリオ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-アントニオバンド


飛び入りで、穂積翔太さんのジャズギター。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-穂積


外に出ると自由が丘駅前は、大勢のにぎやかな老若男女。
多分同窓会からの帰りだろうか?

久しぶりにロックで飲んだシングルモルトの快い酔いから醒めると、
春の夜はやけに肌寒かった。