永遠の第2言語の本国に入ったのは28年前(1983年)の6月。
日が暮れるのは夜10時過ぎで、気候も(唯一)良い季節。丁度街はウインブルドンで賑やかだった。
中心部のテムズ河畔の確かStrand Palaceとかいうホテルは、暗く狭く食事も不味かったな。当時の事務所はWaterloo Bridgeの傍にあり留学する予定の大学(LSE)も近くのAldwichにあった。
従って、この橋は私の1年間の学生生活の起点であり、それ以前の3年(ネパールとインドネシア)とそれ以降の20年(香港、米国、中国、シンガポール) を繋ぐ橋であったとも言える。
上海から帰国した翌年の2004年夏、25年目のリフレッシュ休暇を利用してそのロンドンを20年振りに訪問した。
兎に角街は変わってない。但し、あの何とも異様な観覧車以外は、街には懐かしい風景が一杯。
寮の近くのハイドパーク、骨董街、狭い校舎群(キャンパス)周辺、裏通り、無数のパブ、大英博物館、Soho、タクシー、赤い2階建てバス、地下鉄、鉄道、等等。
特によく通ったTrafalgar SquareでNational GalleryとSt. Martin教会をスケッチ。
暇なときは一日中過ごした大英博物館(無料!)では大英帝国のスケールと力(善悪は別として)を痛感。
あの巨大な迷路のような建物にあるカフェテリアで、何と上海時代に親切にしていただいたお得意先の元総経理ご夫妻にバッタリ!
心臓が破裂しそうだった運命と地球の狭さに感激。
スケールが大きく、暖かく、ウエット一杯で粋なシングルモルトを愛する名老板は(苦労をかけた?)看護婦の奥さんと世界一周旅行の途中だとか。(その世界一周旅行記を出版された本もいただいた)
また世界のどこかで偶然の再会があるといいのだが。