旧仏租界 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

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上海での引っ越し騒動やドタバタも落ち着き、新鮮な新価値観に染まって3年経った2000年からは息子も高校進学で帰国したので10年振りの単身生活となった。

日本人学校に近かった古北新区から都心の旧フランス租界に近いサービスアパートに移った。
とにかく自分では何も料理が出来ないので外食に便利なそして何よりも”老上海”の中に浸りかった。

江沢民他多くの著名人政治家を排出した中国屈指の名門校「上海交通大学」の正門前という立地条件。
周辺には学校、研究所も多く学術的な空気と文化芸術的な香りが上手く混合し、東京渋谷的な「新上海」がそこにある。

交通大学の裏手にあるプラタナスの街路樹が美しい「新華路」(New China Street)。名前が良ろしい。
そこにクラシックな国営歴史出版社らしき建物の入り口に貼付いたような細長いベーカリーカフェでよく読書したものだ。ここのクロワッサン(角包?)が実に美味かった。「マルコポーロ」とかいう店の名前もまことに良い。

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もうこの辺りの古い仏的居宅は取り壊されているのだろうな。

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来週3年振りに上海に立寄るのが楽しみだ。