こんにちは
社会人インターン生の山口と申します。
前回は株式会社インターンのインターン生が取り組む「ふるさとグルメてらす」について紹介しました。
今回は、株式会社インターンの運営するずんだ専門店「ずんだらぼ」と健康についてお話します。
「ずんだらぼ」は宮城県仙台市出身のオーナー半澤洋氏が、仙台出身のずんだ好き女子「ずんだ小町」たちを支援して出店したお店です。
https://ameblo.jp/intern2018/entry-12750923638.html
1.ずんだとは
みなさま「ずんだ」とは何かご存知でしょうか。
枝豆をペースト状にして塩か砂糖を入れたものを、宮城県では「ずんだ」と呼んでいます。
そして、ずんだの由来は、諸説ありですが、
豆を打つことを意味する言葉、「豆打(ずだ)」から
豆を打つ音「ずんだ(豆ん打)」を表したから
伊達政宗公が陣太刀(じんだち)の柄で枝豆を砕いたことから
甚太(じんた)という農夫が創作し、その名前がなまったから
などがあります。
このずんだが最近シェイク、ケーキ、どら焼きなどのスイーツになっています。
なぜ、ずんだが最近注目されているかというと、栄養素にあります。
2.枝豆(ずんだ)の栄養素
枝豆についても簡単に紹介します。
枝豆は実は未熟な大豆のことをいいます。
そして、豆類ではなく野菜に分類されます。
豆類と野菜の両方の良い面を持っていて、栄養も含む緑黄色野菜です。
枝豆の栄養素は下記のとおりです。
タンパク質
畑の肉と呼ばれている大豆と同様に枝豆も豊富なタンパク質を含みます。
そのため、筋トレなどにも適しています。
枝豆に含まれる植物性タンパク質の特徴は、肉や魚の動物性タンパク質より脂質が少ないことです。
高タンパク質でヘルシーな枝豆が筋トレの効果を引き出す食材としても注目されています。
イソフラボン
女性ホルモンの働きににており、肌のハリ・ツヤを保ったり、しみやたるみを改善したりする美肌効果を発揮してくれます。
メチオニン
肝臓でアルコールを分解する時に必須の要素です。
2日酔い対策の薬にも含まれています。
ビタミンB1などのビタミン類
体内で糖質や脂質を分解してエネルギーをつくり出すので、疲労回復や夏バテ防止に役立つことで知られています。
枝豆はビタミンCも豊富に含んでいて、免疫力アップにも効果的です。
カリウム
余計なナトリウムを体外に排出するので、血圧を下げて、高血圧を予防する効果があります。
むくみ解消や筋肉の収縮を正常に保つのにも有効な成分が含まれています。
枝豆の栄養素について紹介いたしました。
ほぼ健康食品といってもかまわないほどの栄養素が詰まっています。
枝豆の栄養について知った時、居酒屋のお通しでいつも枝豆がでている理由と栄養素が深く繋がっていることに驚きました。
3.枝豆(ずんだ)の市場について
広い観点で大豆食品の市場を見ていきます。
大豆食品の需要は植物系由来食品の需要の高まりの影響で強化されています。
豆腐の需要がビーガンやベジタリアンの方々の間で高まっています。これとは別にスナックや飲料水においても消費者の健康意識の高まりによって大豆食品の需要が高まっています。
日本でも健康志向が高まっているのか、枝豆の価格が高騰しています。
平成27年(131円)と令和2年(142円)の100gあたりの価格を比較すると10円以上も上がっています。
コロナの影響で自宅にいることもあり、健康志向が高くなったことから枝豆の栄養素の高さも注目されたと思われます。
世界での市場ではまだ枝豆の認知はそれほど高くありませんが、大豆食品の需要は確実に高まっているので、今後日本の文化が世界に発信されることで、枝豆にもスポットが当たる可能性もあります。
海外で枝豆を生産している主な国はタイ、台湾や中国などがほとんどです。
日本の周辺のアジアの国が日本に向けて輸出しています。
これが今の枝豆や大豆食品の市場です。
次はそんな枝豆を使った、ずんだシェイクやずんだプリンを作っているずんだらぼとずんだ小町についてお話します。
4.ずんだらぼとずんだ小町
ここまで枝豆の栄養素や大豆食品の市場が成長していることを紹介してきました。
ここでは、ずんだらぼとずんだ小町を紹介します。
ずんだらぼは、ずんだ好きな女性が集まって結成された「ずんだ小町」がもっと世の中にずんだの良さを広げたいと思い始めました。
また半澤代表の出身が宮城ということもあり、宮城の代表的な郷土料理であるずんだをもっと他の地域でも知って欲しいという想いとも重なり今年からの出店につながりました。
ずんだらぼでは、着色料、保存料を使っていない東北の家庭の味を一つ一つ手作りでお届けしています。
なので、素材の本来の味や自然な味わいを楽しめます。
実際にずんだシェイクとプリンを頂いた私の感想は、
「え?本当にもともと枝豆??めっちゃ甘い!」
でした(笑)
ずんだという地方の名産の良さを広げることが地方を盛り上げることにもつながるなと私は感じました。
ずんだ小町のメンバーの中には現役のパティシエがいます。
美味しさを追求し、ずんだスイーツをお届けするために試行錯誤してレシピ開発しています。
他のスタッフも宮城で地元の味を知り、食べています。
パティシエと地元の味を知っているスタッフが共同で作るから、あの絶妙な甘さとすっきりした味わいを再現できているのでしょう。
今後も、ずんだらぼとずんだ小町を応援していきたいと思います。
ずんだらぼ・小町ページ