マナー講師の渡邊優子です http://intermanner.com/
メディアリテラシー=メディア(マスメディア、インターネット、自治体や企業の広報)から流れてくる情報を評価、識別する力。
先日、Facebookを見ていてとても驚いたことがあります。
「間もなく日本で徴兵制度が始まると閣議決定。国会が猛反発している。」というガセネタを真に受けた人がFacebookでそれを拡散し、「許せない」「ありえない」などと数名の方が真剣に議論しているではありませんか!!
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これ全然ニュースでやらないよね。おかしいよね。
良くない。
おかしい、息子を持つ母として絶対反対
大事なことがニュースで流れないよね
閣議決定することじゃない
なんか変な方向に向かってるよね
などと書き込まれています。いや、素直すぎるでしょう 笑
最初にアップしたのは子育て中の主婦。そのお友達のうち2人は同じく子育て中の女性。あぁ、日本の将来が不安・・・って思うのは大袈裟?
この方たちは何故、嘘の情報をあっさり信用したのでしょうか?
その1
素直すぎる。疑うことを知らないのは素敵なことですが・・・
その2
憲法9条とか三権分立とか、義務教育レベルの知識や、常識的な判断力がない。
憲法を改正し、法律を整えた上で自衛隊を廃止、日本軍を作り、アメリカ軍を追い出すというなら将来的に絶対にない話ではありません。
その仕組みもないのにいきなり徴兵など、冷静に考えると絶対に不可能ですよね(^^)
その3
ネタ元を確認していない。ニュースらしい文体になっているから信じてしまう。
ネタ元を辿ると、誰でも自由に書き込めるニュースサイト。
書き込んだ方の他の記事を見ると「沖縄県が独立を宣言」とか「Facebookからの大量アクセスで1日に3000円稼いだ」とか言うもの。
センセーショナルなガセネタでPVを上げて稼ごうという人でした。
さて、ここでメディアリテラシーのお話。
2ちゃんねる、Wikipedia、個人のブログ、多種のSNS・・・自由に書き込めるサイトの情報はあっさり信用してはいけません。
以前、司会の仕事をしていた頃に有名芸能人の方とトークショーのお仕事がたくさんありました。
お会いする前にその方のオフィシャルサイトやブログをはじめ、Wikipediaなどから情報を集めて会場入りします。
本番前に楽屋に伺って打合せをするのですが、ご本人に確認するとWikipediaの情報は2割くらい嘘と言うのが常でした。
また、最近、IHクッキングヒーターから出る電磁波がすごく危険だと唱えている人がいて、よく調べてみると、電磁波を中和する(?)健康食品を売っている人でした。
20年ほど前まではマスメディアといえばテレビ、新聞、ラジオ、雑誌などで、思想に偏りはあっても発行元がある程度信用できました。
しかし、今は違います。
自分にメリットがある情報を、誰でも簡単に無料で流すことが出来るのです。
センセーショナルなタイトルをつけている情報ほど、強く疑ってかかる必要があります。
情報過多の時代。
私たちが受け取る情報は10年前の500倍とも2万倍とも言われます。
一人ひとりがしっかりとメディアリテラシーを鍛え、つまらない情報に踊らされて人様に迷惑をかけることがないよう、十分気をつけましょう。
