「ダントツ最下位」は使ってもいい? | 渡邊優子のハッピーワークスタイル

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マナー講師の渡邊優子です http://intermanner.com/




ダントツ・・・ちょっと昭和の香りがする言葉ながら、やっぱり今でも使われています。

実はこの言葉の語源は「断然トップ」。略語なので、日本古来の言葉でも、外来語でもなく、1960年代に流行った俗語です。

一般に広く定着している言葉なので、使うこと自体は問題ないと思います。




しかし、マラソンの中継でアナウンサーが
「○○選手がダントツ1位で通過」
とおっしゃっているのを聞くと、言葉のプロがそんな使い方しかできないのかぁ。と残念な気分になります。

ダントツはそれ自体が、ぶっちぎりの1位を意味しているので、「ダントツ1位」は重複表現なのです。

例えば「コンビニの店」とか「就活アクション」とか「エアコン空調機」のような訳のわからない表現と同じこと。





ここまでは何とか許容範囲として、酷いのは「ダントツ最下位」という言い回し。



ギャラを受け取って文章を書く立場の方が使うべきではないのに、世に氾濫しているではありませんか。

「断然トップで最下位」ということはありえませんのでビジネスの場では使わないように気をつけましょう(^^)



その他、正しい日本語についてはこちらをご覧下さい。
http://ameblo.jp/intermanner/themeentrylist-10078550206.html