以前、週刊誌のコラムで、小説家の肩書きのある女性がこう書いていらっしゃいました。
けど、耳障りの良い言葉には注意しなきゃ。我々の不安や不満や怒りの根本を、どうにかするつもりがないから、わざわざ誤摩化(ごまか)すために耳障りの良い言葉を持ってくるんだもん。(原文ママ)
いつもの日本語講座に入ります 笑
小説家が間違った日本語を書く。そして校正、編集などたくさんの方が目を通しているはずなのに、誰もそれに気付かない。
ひどい話です。
間違いは「耳障りの良い」です。
「耳障り」は正しい日本語。
耳に差し障りがあること。聞いて気に障ったり、不快にに感じたりすること。
「耳障りが(の)良い」はありえない日本語。
気に障る+良い は組み合わせられません。
恐らく筆者は「聞こえが(の)良い」といいたかったのでしょう。
でも、本業が文章を書くことなのだから、しっかり勉強して頂きたいなぁ、と思うのでした。
日本の出版業界、将来が不安です(-.-)
それにしても「目障りが良い」は言われないのに「耳障りが良い」だけ頻繁に誤用されるのは何故でしょう?不思議ですね。
因みに・・・「時間がないのでさわりだけ話します」と言うときの「さわり」。
「最初の部分だけ」と理解している方が多いようですが、実は「最大の見せ場」と言う意味です。
こちらも誤用されませんよう、お気をつけください(^^)
