こんにちは。
空間デザイナーの芳西まりです。
関西を中心に、海外インテリアコーディネート・リノベーションのお仕事をしています。
今日は前回の続きから。
インテリアのセオリーは、3～5色にまとめること！
・・・なんて巷では言われたりもしますが、
海外みたいなカラフルなインテリアも素敵ですよね
でも・・・
●カラフルは憧れるけど、ごちゃごちゃしそうで不安。
●インテリアのルールを守って色を減らすのはなんだか物足りなくて嫌！
●色をいくつか使いたいけど、カラフルポップなイメージとは違うんだけど・・・
●そもそも、カラフルなインテリアってどこに行けば買えるの？
●海外みたいな配色ってセンスがないと難しそう・・・
なんて、
ちょっと最初のハードルが高くなりがちなのも事実
こんなソファーなんて、その辺で売ってるのほとんど見たことないよ！！
日本の家の壁で、一部屋丸ごと真っ青とかも
でも、
2020の年ドイツのハイムテキスタイル（世界的なホームテキスタイルの見本市）では、
MAXIMUM GLAMっていうトレンドが発表されているんですね。
※画像はお借りしました
これはスパンコールに、エコファーに、サイケ柄に...って日本人感覚だと
大分コテコテ過ぎひん
？っていうくらいの盛ったファブリックの組み合わせと、
ポールダンサーのshowtime
まであるっていう
なかなかエキセントリックなトレンドブースだったみたいなんですが。
これがトレンドだから良いよ！！とかではもちろんなくてね
要は
挑戦的で、自由なんです
！
そこが伝えたいポイント！
なので、今日は
自由で個性あふれる空間に♡
オシャレなミックスカラーインテリアのお話
をしていきたいと思います。
まずは基本のキから。
●トーンを合わせて♡
トーンというのは、上の表の様に、
彩度と明度が似たもの同士の集まり。
よく言われるのは、
トーンが同じだとまとまりやすい
ということです。
淡い色の組み合わせなら、優しい空間に。
トーンが落ちると、全然イメージが変わりますよね。
トーンを合わせると、とてもまとまりやすいので、
色んな色を使いたい方に是非オススメです♡
●見せたいものと見せないものの差を明確に。
これは以前、家電選びの記事で書いたことがあるのですが、
ソファや、ラグ、クッション、アートなど、見せたい場所に色を使ったとき、
ソファと同じ色だから・・・・と、
何でもかんでも、同じ色の雑貨や日用品を選んでしまうのはオススメしません
特に目立たせたくない日用品（ゴミ箱、ティッシュケース等）は、隠すか目立たない色にするのがベター。
また、あまりに好きな色ばかり選んでしまっては、
アクセントカラーがアクセントカラーでなくなったり、インテリアのバランスが崩れがちです。
色のバランスはどうかな？と思ったときは、
お部屋の写真を撮ったり、遠くから客観的にその場所を見ると分かりやすいかな？と思います
●色の「背景」にも気を配る
このインテリアは、色のトーンを合わせる！という法則にさえ当てはまっていません
ブルーとピンクのトーンは全然違うのが分かりますか？
でもなぜかそんなにごちゃごちゃしないのは、
床も壁もテーブルの天板もチェアもみーんな色が白いから！
大きな面積を占めるところがほとんどホワイトだからなんです。
見せたいカラー以外の部分に、たくさん色を使わない！というのもまとまるコツです。
また、
壁と床だけが、カラーを引き立てるわけじゃなくて、
色の「背景」には、インテリアも含まれます
例えば・・・
カラフルなクッションなら、
「背景」はソファ！
同じカラフルなクッションでも、
ソファの色（グレー・ホワイト）によって、イメージが変わりますよね！
あなたなら、華やかにしたい？ちょっと落ち着かせたい？
でも、
暗い色の背景なら、色が落ち着いて見えるか！？
というと、そうではなくて・・・・
これも、色の対比が関係しています。
例えば、
白い画用紙に黄色の色鉛筆で書いても見えにくいし、
逆に注意喚起の看板に黄色と黒が多いのは、色の対比ではっきり見えるからなんです。
詳しい色の見え方はこんなサイトがあったので、ご参考までに♡
グレーで見えにくくなるのは、レッド・グリーン系だそうです。
カラフルインテリアに限らずですが、
インテリアを購入して、
お店で見た時と、イメージが違うー
！！
と思った場合は、
意外とこの「背景」による違いも大きいのでは・・・と感じています。
※画像はお借りしました。
同じようなラグでも、ホワイトとダークブラウンの床材での差が凄い。
なので、
インテリアを選ぶ時はおうちにある「背景」と合うかどうかを気にしてみて下さいね♡
いかがでしょうか。
色の世界ってなかなか奥深いですよね
まだまだ、素敵なカラフルインテリアをたくさんご紹介したいのですが、
画像だらけになってしまったので今日はこの辺で
インテリアコーディネーターの日常を綴ってます。
