映画監督、黒澤明氏の拘(こだわ)りは、凄まじいものがあったという。

撮影現場の川の流れが気に入らなかったため、上流に大量の砂を運ばせて、川の流れを変えた話は有名。

こんな話も聞いたことがある。

江戸時代の舞台となる城のセットを、作り上げさせた。
完成後、「何かが違う」と言う。
近寄ってみて、釘を使っていることに怒ったらしい。

「この時代は、釘など使わなかったはずだから、釘を使わずに当時の工法で、もう一度作り直せ」

ちなみにの城、映画ではチラリと遠目に映る程度だったとか。
本当の話かどうかわからないが、本当だったとすると、恐るべき拘り。

プロフェッショナルな仕事というのは、こういうことを言うのだろう。
まあ、若干…「だったら最初からそう指示すればいいのに…」と思わなくも、ないけれど。良い作品をたくさん生み出してくれたので、よしとしたい。

▼こだわる(コダハル)【拘る】-----------------------------------

1 どうでもいい(とらわれてはならない)問題を必要以上に気にする。
用例・作例
自説(メンツ・目先の利害・枝葉末節)に―
2 他人はどう評価しようが、その人にとっては意義のあることだと考え、その物事に深い思い入れをする。
用例・作例
カボチャにこだわり続けた画家
材料(ライフスタイル・鮮度・品質・本物の味)に―

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谷川俊太郎さんの書く詩や言葉は、美しいものが多い。
中でもこの短い詩(?) 言葉(?)は、大切な人の誕生日などに贈りたくなる。

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泣くことを おぼえなさい。
あなたは 泣きながら 生まれたのだから。
笑うことを おぼえなさい。
あなたは 笑いに迎えられて 生まれたのだから。
怒ることを おぼえなさい。
あなたは 怒りなしでは 生きられないのだから。

谷川俊太郎
アムネスティインターナショナル日本、『ひとりじゃないよ』、金の星社1999年。
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人権擁護団体であるアムネスティインターナショナル日本の発行文書に寄せたメッセージだそう。

泣き、笑い、怒る。ともすると感情を表に出すことを否定しがちな大人の視点に対し、とても優しい目で子供に訴えかけるような言葉。
$ラスベガスに日本の城ができるまで ~インターサーカス社長のインディペンデントコントラクター応援ビジネスブログ~-authorauthor

アル・パチーノ主演映画、『喝采の陰で』。

へ~、こんな役もいいもんだね~、と思った作品。

アル・パチーノといえばコワモテで眉にしわをよせて、拳銃でも構えているようなイメージの映画ばかりかと思いきや、これはファミリーコメディー風なハートウォーミング系、映画。アメリカ版『パパは年中苦労する』、かな。

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アル・パチーノ演じる売れない劇作家は、前妻の子1人、後妻の子4人、合計5人の子持ち男。子供同士も仲良くて、幸せそうな家庭…と思いきや、後妻が浮気。5人の子供を残して妻が家を出たので、大変。

執筆中の脚本の締切に追われつつ、子供の世話もしつつ、恋もしつつ、子供たちのため前妻に戻ってくるように説得しつつ…。

ようやく書き上げた脚本劇の初演日、観客が彼に下した判断は…?

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浮気性の妻にたまりかねた時にアル・パチーノ演じる夫が、夫婦の部屋から出るときに、振り返りながら言う皮肉が面白い。

"I just wanna say that you are the craziest person I've met since the guy blocking the bank door. He was wearing a Superman cape and pantyhose... crazier than you... maybe not."

「一つ言わせてくれ。銀行の門番をしていた男の次に、君は頭がおかしいよ。ちなみにその男はスーパーマンのマントをきてパンティストッキングをはいていた。彼は君よりおかしいよ…。…いや、そうでもないかな。」

クライマックス近くで、逃げた妻とやりとりする時に、ちょっとした熱弁をふるうシーンもある。
ホームコメディーが好きか、アル・パチーノが好きな方に、オススメ。
上司と部下、その関係について。

有名な話ですが、「鉄鋼王」といわれた米国の実業家アンドリュー・カーネギーの墓石には、こんな言葉が刻んであるそう。

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 己より優れた部下を持ち、共に働ける技を知れる者ここに眠る。

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何十年も経ってなお、タイムリー。
この言葉が世に語り継がれるということは、世の中に「自分より優れた人」を周囲に集め、その力を使う術を持った人は、少ないのだろうと思う。

多くの人は、「自分より優れた人」が部下になると、困ってしまうらしい。
上司と部下、その関係について。

経営の神様、松下幸之助の言葉。
なかなか渋い名言がたくさんあるけれど、これもその一つ。

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私は部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、
じゃましないようにするということだと思います。 ─松下幸之助

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何十年も経ってなお、タイムリー。
松下さん、上司に邪魔されて仕事しにくいことが、あったのなあ…なんて思う。

出る杭叩くのは簡単だけど、出る杭延ばしていくのは器量がいる仕事だなぁ、と。