それは作品全体にも言える事で、物語の主軸が定まって
おらず、テーマがブレまくっているように思えた。 先の
室井の件もそうだが、 室井の不在を受けて青島がどう乗り
超えていくのかがテーマになるのかと思っていたら、 そう
でもなかったというのが驚いた。
和久の声をAIで蘇らせたと思ったらギャグにしてみたり
過去の名場面を挿入して感動に持って行こうとしたりと
演出が迷走している感じもあったが、明らかにテーマを
見失っており、TVシリーズが始まった頃の原点に立ち戻る
べきだったのではないかと思った。
製作に至るまでも色々あったようで、織田裕二は青島を
再演するのは敬遠していたのかと思えば本人はずっと出る
気があったらしい。 しかし室井二部作が作られる事は知ら
なかったというのも何とも不思議な話である。
個人的には織田裕二が再演を固辞していたので柳葉敏郎に
話が行って「室井が死ぬならやってもいい」という条件で
二部作を作っていたら、 織田裕二の気が変わってまたやる
事になったというのが真相ではないかと思っている。
織田裕二も近年は主演作も減って青島以上の当たり役も
なく、心境の変化があったのかもしれないが、今作は結構
乗り気で取り組んでいて続編にも意欲を見せているという。
それなりに人は入っているようなので、 作ろうと思えば
それは可能だろう。
