旧作の存在が大きいだけに、どうやっても
超える事は難しいと思うが、これは「転校生」
をモチーフとした全く新たな作品と呼んでも
いいかもしれない。
大林監督も旧作をなぞっただけの焼き直しの
作品にするつもりは毛頭なかっただろうし、
展開を変える事で、旧作の強烈な個性を
打ち消す事に成功していたと言えるだろう。
主人公二人は的確な演技だったが、特に
新人の蓮仏美沙子は大林作品恒例の体を
張った熱演を披露しており、常連の俳優達
も大小様々な役で出演していた。
さすがに尾美としのりと小林聡美のカメオ
出演はなかったが、ラストには少しだけ
旧作の一夫の家が登場しており、そこが
格別に感涙もののカットであった。
旧作の一夫の家。今作でも殆どその姿に変わりはなかった。
