予告編で既に異様な雰囲気を醸し出していたが、
本編もかなり凄かった。何が凄いのかと言えば、
ほぼホアキン・フェニックスに尽きるだろう。
ホアキンに震える120分。
そもそもジョーカーの過去の事など別に考えた
事もなかったし、今回の映画化も当初は特に
関心はなかったが、ここまでの作品になるとは
思いもよらなかった。
もちろん脚本や演出も優れているのだろうが、
芸歴が長く演技力もあったものの、もう一つ
当たり役に恵まれなかったホアキンが出会う
べくして出会った役とも言えるかもしれない。
ここまでじっくり描かれているが故、如何に
してジョーカーが誕生したのかという事に
圧倒的な説得力がもたらされ、エピソード0的
な作品の中でも群を抜いた出来と言えるだろう。