007/私を愛したスパイ | ポン太の映画三昧ブログ

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殆ど映画ネタに終始予定。
新旧ネタが入り混じるので
悪しからず。

シリーズ第10作記念という事もあって巨費を
投入して制作された作品だが、前作の興行
成績が思わしくなく、シリーズとロジャー・
ムーア的にも勝負を掛けた作品だった。

 

英ソの潜水艦が相次いで姿を消す事件が

勃発し、その真相を追うボンドだったが、
成り行きでソ連の女スパイと協力して行動

を共にする事になる。

 

事件の背後にはストロンバーグという海運王
が関わっているらしく、海底都市に自分の
楽園を築き、地上を核で壊滅させるという
計画を実行しようとしていたのだった・・・

 

というアウトラインだったと思うが、冒頭の
スキーアクションに始まり、先述のエスプリ
の地上&海中のチェイス、列車内での格闘、
海底要塞での攻防戦と見せ場が詰まっていた。

 

敵の殺し屋・ジョーズの特異なキャラも人気
を集め、次回作にも登場するに至った。ソ連
の女スパイを演じたバーバラ・バックも魅力
的で、ボンドガールのイメージを一新した。

 

そしてロジャー・ボンドとしては三作目の
作品だったが、ユーモアとシリアスの加減が
絶妙で、アクションとドラマの見事なバランス
も相まってシリーズ屈指の出来栄えとなった。

 

更には音楽も素晴らしく、主題歌を担当した
カーリー・サインモンはアカデミー主題歌賞
にノミネート、スコアも担当したマービン・
ハムリッシュは新しい風を吹き込んだ。

 

近年の007シリーズはシリアスになり過ぎた
所が個人的には今一つノレない部分であり、
こういった遊び心満載のスパイ活劇の復活を
今一度期待したい所である。