「ラ・ラ・ランド」の公開目前という事で、同作品の監督の
前作「セッション」の記事を以下に再録。因みに2015年
7月に書いた記事である。
2014年のアカデミー賞主要部門にノミネートされ、その内
三部門を受賞した話題作だが、地元の公開が遅れに遅れ、
先日やっと上映された。もう少しすればDVDが出そうだが、
パンフを買うついでに劇場で鑑賞した。
偉大なドラマーになるべく名門の音楽学校に入学した青年
ネイマンは厳しい指導で知られる名指揮者フレッチャーに
腕を見込まれ、早くもチャンスを掴んだかに見えた。だが
それは壮絶な日々の始まりだった・・・
という導入だが、執拗にネイマンを責め上げるフレッチャー
は「フルメタル・ジャケット」の鬼軍曹を彷彿とさせた。指導と
いう名目の体罰は見ていて気分のいいものではなかったが、
反目する二人が次第に絆を深め、音楽界の頂点を目指して
ゆく・・・そんな物語を想像していたら、全然違った!
ストーリーは二転三転し、緊張感を保ちながら先の読めない
展開に引き込まれ、とにかくもう驚いた。アカデミー助演賞
を獲ったJ・K・シモンズの鬼気迫る演技は凄まじかったし、
対するマイルズ・テラーのドラムアクションは実際に手から
血が流れたというだけあって、負けない迫力があった。