イラク戦争にアメリカ海軍特殊部隊として従軍した
伝説のスナイパー、クリス・カイルの著書を原作と
した実話の映画化である。監督は御年84歳にして
質の高い作品を撮り続けるクリント・イーストウッド。
冒頭、いきなりイラクの戦場で、米軍に対して自爆
テロを行わんとする母子に照準を合わせるカイル
のシーンから始まる。のっけからキツイ。引き金に
指を掛けるカイル。果たして撃つべきなのか・・・
ここで一旦ドラマはカイルの幼少期に戻り、ある日
父親から「羊を守るの番犬となれ。」と説かれる。
やがて青年になり、あるキッカケから海軍入りを
志願する。壮絶な訓練を受ける日々を耐え、何とか
合格。やがて結婚をするが、あの9.11が起こる。
再び冒頭。カイルの決断は・・・イーストウッドの
過去の作品を観ていればどちらを選択したかは
判断がつくと思うが、中盤にも同じような場面が
あり、ここの前フリがあるだけに緊張感がハンパ
ない。(続く)