そして襲撃作戦中にビンラディンの親戚なのか、女性
や子供も同居していて、一部の人間が銃撃に巻き込ま
れてしまう。ビンラディンはアメリカにとっては仇であるが、
その場にいた子供は目の前で両親が殺されているわけで、
ここが観ていて少々心苦しかった。
「復讐からは憎しみしか生まれない。」という言葉を聞いた
事があるが、そういった子供たちがやがて大人になった時、
果たしてどのような行動を取るのだろうか?テロは永遠に
無くならないのではないかという気もした。
その他、捕虜に対してCIAが拷問紛いの尋問をするシーン
も描かれているが、全てではないだろうがそういった部分
も隠さずに描くキャスリーン・ビグロー監督の骨太な姿勢
にこの作品に対する覚悟を感じた。
前作の「ハートロッカー」はアカデミー作品賞等を受賞
したが、この作品は恐らくそういった受賞はないだろう。
アメリカが大きな傷を受け、長年の歳月を掛けて仇を追い
詰め、復讐を果たした。これはそういった作品だからで
あり、賞を与えてしまうのは自分は違和感を感じてしまう。
(因みにこの記事は昨日の発表前に下書きしていた。)