少年疾駆 | アニメ・漫画~まとめ・解析~

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少年疾駆

しょうねんしっく


2010年 54位

総合 4940位


評価

・散々言われていますが、週刊少年ジャンプにおいては生存率の低いスポーツ漫画。それも小学生という能力の無茶ぶりに限界がある年齢をスポットに当ててしまったのがマズかったのでしょう。


・ジャンプにおいてはスタートダッシュが肝心であるのだが、設定が小学生だとどうにも盛り上がりに欠ける。スポーツ漫画で最後まで小学生のまま大成したものは寡聞にして聞かない。この作品もあくまで土台にしようとした小学生編だったのかもしれないが、それならば、回想で描写もできるわけだし。小学生ではモチベーションが伝わらない。


・リアリティはあるけどオリジナリティが無いこれがこの作品を読んだ率直な感想です。
サッカーに疎い自分から見た感じですと、確かに、サッカーに関してはそれっぽいことはやっているし、調査や取材も「マイスター」に比べれば十分やっていたと思えるほど試行錯誤はしていたと思います。


・一言で言うならば、「丁寧に行こうとし過ぎて前へ進むことが出来なかった作品」。
失敗の種類としては、「フープメン」に似ている部分もありますね・・・主人公よりサブキャラクターを描くのに時間をかけてしまった点が。サブキャラクターが主人公より「カッコイイ」のはアリですが、主人公より時間をかけて描いてしまうのは、よほどでない限りやめた方がいいでしょう。
また、主人公のハルキ、チーム内ライバルの陣明、まとめ役の聡、ライバルチームの阿久井などがいましたが、どのキャラクターも薄い・・・と言うより、ポジションが不明瞭。


・最近のジャンプサッカー漫画の中では久し振りにマトモな作品と思ってましたが2巻で打ち切りですか…。
自分はそれ程、悪い印象は無かったですが同時に悪い意味での「オリジナリティの無さ」が仇になった印象です。

・キャラの個性ではメインである大島と陣明、性格もプレイスタイルも違うものの水と油というにはどこか物足りない。「ドカベン」の山田と岩鬼、「スラムダンク」の流川と花道などに比べて大人しすぎる。
特に大島は一歩間違えばチームの癌となるぐらいの問題児とならないと読者にハラハラ感を与えられないでしょうね。この辺は読者にも嫌われる主人公になる可能性もあるので作者も冒険しづらい所ですが…。


・絵柄は、頭身とか小学生に見えないとか顔のパーツが微妙とか色々と言いたいことはありますが・・・
1番問題だったのは、スポーツものなのに動きが全く感じられなかったことでしょう。
個々の絵は、上手くはないけど丁寧だとは思いましたが、それが逆にスポーツものとしては致命的な「重たさ」を感じさせる要因でした。
多少雑さがあっても動きを感じさせることが大切ではないかと思います。


・主題のサッカーというジャンルの観点からこの漫画を観察してみても、個々のプレーを
断片的に描いているだけで、「チームプレー」としてのスポーツの魅力が全然伝わってきません。




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