ユニバーサルデザインとは、建築家、工業デザイナー、技術者、環境デザイン研究者らが提唱した「すべての人のためのデザイン」を実現するための7原則である。

「ものや環境は、改造や特別な設計なしで、可能なかぎり最大限に、すべての人々にとって使用しやすく設計すること」という理念に基づく。

The Principle of Universal Design
http://www.ud-web.info/about_ud/how_7rule__j.html

[1] 公平な利用
どんな人でも特別な動作の必要なしに利用出来ること

[2] 利用における柔軟性
目的に応じて多様な利用の仕方ができること

[3] 単純で直感的な利用
利用者の知識やバックグラウンドに依存せず、利用方法が理解できること

[4] 認知できる情報
利用者の能力(視覚、聴覚など)に関係なく情報が伝達できるようにすること


[5] 失敗に対する寛大さ
誤操作や事故の発生を回避させたり、被害を最小限にすること

[6] 少ない身体的な努力
要求する動作を最小限に抑え、効率的に利用出来ること

[7] 接近や利用のためのサイズと空間
利用者の特性によらず、適切な大きさと広さを得られること

参考文献
ペデ:まちをつむぐ歩道橋デザイン/著者不明

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近年、建築のアイデアコンペで不思議なものが増えてきているという。
台所のある部屋と子供部屋が独立していたり、風呂場だけが一箇所にあつまった集合住宅...
藤森照信はこれらをまとめて「分離派」と呼ぶ。

外部にあった機能を内包し、より機能的にしていくモダニズム思想に基づいたこれまでの流れとは反転して、都市に家が分散していくような、そういったアイデアが多くなってきたらしい。
これを実際に作ったのが「森山邸」。風呂場だけが独立してガラス張りの箱の中にあり、風呂にはいるためには家の外に出なければならない。家の窓も非常に大きく、生活が外から丸見えで、プライバシーもへったくれもないこの家だが、周辺は狭い路地に囲まれた下町情緒を残すところなので、みえても聞こえても見向きもしない、当たり前の場所らしい。
 アフリカの集落のような原始的な空間構成に反転した「分離派」。都市と生活空間が混在した、古くて新しい空間。


参考文献
住宅の射程/磯崎 新

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 安藤忠雄は、街を見て歩きながら、「ここはこういう場所にしたい」「自分だったらこうする」
というように、常に街を考えて歩いているという。
 事務所を立ち上げた頃は、まだ仕事もなかったので、行政に通って提案を持ち込んだり(おかげで出入り禁止になったそうだが)していた。
六甲の集合住宅プロジェクトの際も、背後の敷地に「こっちにも広がらせたい」と勝手にスタディして、
所有者に提案しに行って、「人の土地に構うな」と怒られつつも、またそれが遅かれ実現してしまうところがすごいと思う。


 誰に頼まれるわけでもなく、勝手にスタディ。
 仕事とは自分で創るもの。


参考文献:住宅の射程/磯崎 新

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