二次元と三次元の恋を本気で実現させてみる その2
さてさて、前回は、次元について説明しましたが、わかってもらえたでしょうか。
詳しくは Wikipedia とかそういうところで理解することをお勧めします。
おそらく、われわれの住む世界についての説明は、ミンコフスキーとかいう人の理論の説明が中心になってくると思います。
あ、かつらの説明はおそらく、すごくアウトローなので、あまり信じないでくださいね。
というか、友人に話すようなものでもありませんし、雑学にもなりえませんのでご注意を。
世の中に存在する理論を誤解して理解して、それを足し合わせて考えているので、恐らく思考の方向性が間違った方向に行くことは間違いありません。
あしからず。
さて、今回は、前回紹介した方法の②にあたる
かわいこちゃんの次元数を上げる
ということについて考えてみたいと思います。
さて、単純に考えただけでも二次元とわれわれの住む世界では 長さ と 時間 の単位がそれぞれ足りません。
ということで、二次元に 長さ という単位をくっつける方法を考えてみたいと思います。
端よって考えると、二次元に 長さ の単位をくっつけると、いわゆる 3D になるわけです。
これは、パソコン上でのみ行える描写であり、紙とペンだけでは描くことが出来ません。作ることは出来ますが。
(今変換したら、「神とペン」という誤変換が行われて、神だったらできるんじゃね? と思って、一人笑いしてしまいました。気持ち悪い。)
最近のアニメでも少しずつ、3Dが取り入れられています。
ココで、一つ追加の説明を入れなければならないのですが、いわゆる3Dには二種類存在します。
まず一つ目が、コンピュータグラフィックによって、平面を重ねる方法です。
これは、SWF形式のファイルなんかを想像していただけるとありがたいです。
といっても、Flashを作ろうと思ったら、たいていSWFの形式を少しいじくった形式になるので、あまり分からないかもしれませんが。
ここでは、FLVなんかに変換しない純粋なSWF形式を想像してください。
これは、つまり、背景として作った描写のうえに、人物や建物といったものを重ねる方法です。
簡単に説明すると、幼児向け絵本でよくある「飛び出る絵本」なんかを想像してください。
もしくは、図工の時間にやった、重ね絵なんかを想像してください。
もう一つの方法は、一般的な方法で、描写の中に、奥行きという軸、つまり、長さの単位を入れるのです。
こっちは見たことがある方も多いかもしれません。
デュエルマスターズなんかはこっちの方法です。
ゲームでいくとカプコンとかの「バイオハザード」とか「GTA」、または、「人工少女」とかイリュージョンという会社が出しているゲームを想像してください。
あ、「すくぅ~るメイト Sweets!」もよろしく。
ごほん、さて、こっちのは説明するまでもないですが、パソコン上で絵を描写するときに、たて、横、奥行きの三つの長さ、方向に対して絵を描いていきます。
絵を描くをいうよりは、立体を作るといったほうがしっくり来るかもしれません。
さて、この方法をとろうと思います。
そうするとどうなるか、考えてみましょう。
まず、労力が半端ないことになります。
二次元だったら、すぐに、誰でも描くことが出来ます。
ですが、三次元となると、そうはいきません。
なぜなら、単純に1.5倍の仕事量ではないからです。
指数計算になる、というと分かりやすいでしょうか。
つまり、二次元の絵を描くときに10分かかるとしたら、3次元の絵を描くのには、320分ぐらいかかるということです。
小学校か、中学校でやる面積・体積計算を思い出してください。
等高三角形ならば、底辺の長さの比がそのまま面積の比になります。
相似の三角形ならば、相似比の二乗が三角形の面積の面積比になります。
相似の立方体ならば、体積は相似比の三乗の比が体積比になります。
つまり、二次元は面積なので、それを3/2乗したら、体積比になるということです。
仕事量もそれぐらいになるということです。
大変ですね。
でも、不可能ではありません。
けれども、まだ問題があります。
重ねるのが難しい、ということが一つあります。
なんじゃそりゃ?と思う人が多いでしょう。
かつらの説明、特に短い文の説明は難しいというか、略しすぎてわけの分からないことになるので、そのあとの説明まで見てくれるとありがたいです。
簡単に言うと、洋服とか、装飾品の類はあとから作ると座標軸を重ねるのが難しい、ということです。
つまり、野球のボールを打つのが難しいように、三次元に移動する物体同士を、重ねて動かすのは難しいのです、別々に作ると。
3Dで人の形を創ったとします。(裸体)
その人に着せる服を作ったとします。
この服をその人に着せて、3次元の方向に自由に移動させるとき、人の腕と洋服の袖の部分がうまく一緒に動くようにするのは難しいのです。
だったら、服着た人間を作ればいいじゃねえか、という方がいらっしゃるかもしれません。
賢明です。
しかし、かつらは、そういう人形のようなものと生活したいのではありません。
自分で動いて、服も着て、何かを食べて、というようなかわいこちゃんと生活したいのです。
つまり、自分の高すぎる目標の為に、3D化はとてつもなく大変な労力を使うことになりそうです。
これでは、かつらの一生をかけても出来るかどうか怪しいので、別の方法を考えるほうが得策でしょう。
それでは、次回は、引き続き、長さを加える方法について考えてみたいと思います。