こんにちわ (^-^)/。

中小企業と起業家を元気にする会計士・税理士 太田悦雄です!



ヤフーを覗くと、いつも日経平均株価が気になります。職業柄ですね。


今日は、残念ながら、下げました (ノ_-。)


再上場した日本航空は、若干あげたようですが、


何となく、イマイチな感じですねえ。


まだ、明日があるので、


上げて週末をむかえると気分がいいです(^O^)/。



さて、今日は、久しぶりに「監査という仕事」についてです。


監査は、会社の財務諸表(決算書)が、正しく作られているかを


調査して、「正しいですよ」、「一部正しくないけどほとんど大丈夫ですよ」


「正しいとは思えませんよ」といった意見を述べる仕事です。



「正しいですよ」というのは、「無限定適正意見」と言います。


「一部正しくないけどほとんど大丈夫ですよ」は、「限定付適正意見」


「正しいとは思えませんよ」は、「不適正意見」


きちんとした監査が出来なかった場合は、「意見不表明」


が出されることもあります。



この監査意見を出す場合、必ず、監査を実施した


現場担当者以外の人間が、「審査」をします。


審査は、監査意見が、きちんと正しい手続きを踏んで出された結論かを


チェックするのです。


審査で、「手続が足りない」、と判断された場合は、再度やり直します。


この審査ですが、多くは同じ監査法人内部の人間が実施します。


外部の会計士に審査してもらうこともありますが、


ほとんどが内部の人間になっています。



内部の人間が審査する、ということは、


「お手盛りの審査」になるリスクが、どうしても残ってしまいます。


そこで、日本公認会計士協会、という、会計士の団体が、


定期的に、監査法人に対して、監査をきちんとしているかどうか、


チェックすることになっています。


これは、レビューと呼ばれています。



会計士協会から、監査法人に人間が来て、何日にもわたって、


実際に、書類をチェックし、担当会計士に質問し、


きちんと監査がなされているか、チェックします。


そのうえで、不備があれば、改善指導が行われ、不備が改善されたか、


事後チェックが入る仕組みになっています。



不備がひどい場合、金融庁の「公認会計士・監査審査会」


という組織に報告されることもあります。


そうなると、この組織が、監査法人に検査に入ることになります。



会計士が、監査意見を出すために、このようなチェック体制が


整備されています。


それでも不正などが出てくると、同じ業界人としては悲しいですね。


どういった規制を作っても、やっぱり個人の資質を高めていくことは、


永遠の課題なのかもしれませんね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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こんにちわ (^-^)/。

中小企業と起業家を元気にする会計士・税理士 太田悦雄です!



今日も東京は暑かったですねえ!

今日はアチコチ歩きましたが、


私は今日のような、あまり湿度の高くない暑さは大好きです。


この暑さ、まだまだ続くようですが、元気に乗り切りましょう!



さて、今日は久しぶりにビジネス書のお話しです。


最近、渡部昇一氏が「新訳 読書について」を出版しました。


「読書について」は、哲学者ショウペン・ハウエルの著作です。


これについて、かなり昔に書いたブログが今でも十分使えると


思ったので、引用してみたいと思います。



その前に、このような哲学書の解説本について、


私の考えを披露してみます。



最近、哲学書を現代風に解説したような書籍が


流行っていますよね。


「超訳 なんとか」といったタグイのものです。


結論から言うと、こういう書籍は読んじゃいけません!



えっ!とびっくりされる方もいるかもしれませんね。


別に営業妨害しようってわけではありません(笑)。



きちんとこのような著作の意味を分かったうえで


読んでいただきたいのです。



このような古典の著作は、長年読み続けられただけの


すごく高い価値を持っています。


ぜひ読むべきだと思っています。



しかし、哲学書というと、小難しくて、とっつきにくいものです。


それを簡単に読みやすいようにしてくれるなんて


最高じゃないですか!



というのは、確かに間違いないのですが、


そのような古典のブランド力に頼って、


著作者がいないのをいいことに勝手な解釈で、


書いている本が多いんです。残念ながら。。



原作者の意図を完全に曲げてしまってます。



なので、「ニーチェがこんなことを言ってるんだあ」


「なら正しいんだなあ」


なんて間違っても思わないでください。



あくまでも、現代の作者の意見だということを


肝に命じて読んでください。



その著作に本当に価値があるかはご自分で読んで、


キチンと判断してください。



今回の渡部昇一氏の書籍も同様です。



難解な古典を本当に理解したいのであれば、


難しくても原作を読むべきです。


原作は無理でも、本当にその業界で長年研究をつづけ、


ある程度地位を確立された方の解説本を読むべきです。



それでも、哲学を研究している教授の解説本なんて、


一般人向けと言いながら、


何言ってるんだか、さっぱり分からないものも多いのですが(笑)。



全部は分からなくても、一部でも分かる部分があると


読む価値はあるなあ、と思っています。


少なくとも 超訳 を読むよりは。



いわゆる「自己啓発本」というのは、ほぼ99%が


古典の焼き直し、言い回しを変えたものです。


もちろん分かりやすい言葉だったり、


現代に合うようにアレンジされてあったり、


基本的な考えを応用編にしてくれたり、


十分に、いい本はた~くさんあります。


数が多いので、選ぶのは、難しくなっていますが。


今後も、いいものを厳選して、ご紹介していきたいと思っています。



ちなみに、ショウペン・ハウエルは、とっても読みやすいです。


簡単な言葉で書いてあります。


原作をそのまま読むのをおすすめします!



それでは、以下、昔の引用です。


上記を踏まえて読んでいただくと


より理解を深めていただけると思います。



**********************


私の推薦するビジネス書、


最初は何にしようか、


と書棚を眺めながら、考えてみました。



そこで、目に付いたのが、


ショウペンハウエルの


「読書について」 岩波文庫です。




社長に役立つ会計・税務って何? のブログ-読書について


紹介するにあたって、もう一度流し読みをしてみました。


ポイントには、線を引いてあるので、すぐに分かります。



あらためて、今の私の書籍に対する考え方が、


この本の影響を強く受けていることが分かりました。




「読書は、他人にものを考えてもらうことである。


だから読書の際には、ものを考える苦労はほとんどない。


1日を多読に費やす勤勉な人間は、


しだいに自分でものを考える力を失って行く。」


「反復は研究の母なり」重要な書物はいかなるものでも、


続けて2度読むべきである。」



この本は、「読書について」のほかに


「著作と文体」と「思索」の2編も含んでいます。


これらにも重要なことが書かれています。



「著作と文体」では、本を書く人の立場について触れています。


「確かにできるだけ偉大な精神の持ち主のように


思索すべきではあるが、言葉となれば、


他のだれもが使うものを使用すべきである。


大切なのは普通の語で非凡なことを言うことである。」



読書するときに最も気をつけなければいけないのは、


自分で考えながら読むことだと思います。


著者はなぜこのように考えて、どのように結論を出しているのか。


このケースは自分に当てはめるとどのように応用できるのか


このようなことを常に考えながら読むのです。



このようなことは、速読では、難しいのではないかと思います。


考えずに読むとショウペンハウエルが言っているように、


やみくもに著者の考えを受け入れていくだけで、


考える力を失っていくのではないでしょうか?



学校の勉強になれた人は、余計にその傾向に気をつけるべきです。


学校で、先生の言うことを受けるばかりで、


自分で考えることを怠けてしまう癖がついているからです。



また、「普通の言葉を使う」ということは、


何も本を書く人だけに当てはまるわけではありません。


いまビジネスでは、色々な報告書やプレゼン資料を


作る機会がたくさんあります。



そのときに自分よがりの専門用語横文を使うのは、


自分の理解力のなさを露呈しているようなものだと思います。


自戒も込めて。気をつけましょう。



ショウペンハウエル流の痛烈な言葉、


いまでいう毒舌全開の書きっぷりですが、


そこは、我慢してください。


自分の欠点を痛烈な毒舌で指摘されるので、


読むのがきついかもしれません。


でも、最後まで読めば、


きっと新たなビジネス書の読み方に気づき、


今後の経営、ビジネス生活に役に立つことと思います。


*********************

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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こんにちわ (^-^)/。

中小企業と起業家を元気にする会計士・税理士 太田悦雄です!



今日は、めちゃめちゃ暑かったですね。


といっても、昼ごはんのときしか、外には出ませんでしたが(><;)



さて、


私の事務所は、東京、港区の神谷町(住所は虎ノ門)にありますが、


先日、仕事関係の方と飲んでいるときに、


「近くに、虎ノ門パストラルホテルの跡地がありますよね。


あれって、どうなっているんですか?」


という話しが出ました。



私のオフィスの窓からよく見えるんです。その跡地が。


取り壊されてから、数年たちますが、いまだに


だだっ広い土地が、そのまま空き地になっています。



実は、そのとなりの旧鞆絵小学校の跡地も


ずっと空き地のままです。


都心の一等地で。。



写真の通り広大な土地です。


社長に役立つ会計・税務って何?          経営・税金・起業 会計士・税理士         太田悦雄のブログ-空き地

虎ノ門パストラルホテルは、2007年に2300億円!! で、


森トラスト(不動産投資顧問会社と共同)が、買い取ったそうです。


2300億円は、今にしてみれば、高すぎます。


もともと、マンションとオフィスビルを建設予定だったらしいですが、


とてもではないですが、投資額を回収できる見込みはないでしょう。



よって、銀行やリート(不動産投資信託)から、建設資金を調達することが


できないで、塩漬けになっているものと思われます。



昔であれば、外資の金融会社が買うこともありましたが、


リーマンショック以降、このような力のある外資もなくなり、


土地購入のための借入金の利息だけを払い続け、


土地はほったらかし状態なんでしょう。


最近、測量しているような人を何人か見かけたので、


近いうちに何かしらの動きがあるかもしれませんが。



そして、もうひとつの旧鞆絵小学校跡地は、


「気象庁虎ノ門庁舎・港区立教育センター整備等事業」


のために、大成建設が、建設と事業運営を落札したものです。


こちらは、PFIの事業方式といって、大成建設が土地購入、


建物建設を請け負って、完成後に施設は国等に売却し、


開業後の運営を大成建設が行うといった事業です。



大成建設が事業提案をし、それを国等が採用したものですが、


実際の建設を始める前に景気が悪化して、


土地がほったらかしになっています。


この責任の所在はどこにあるんでしょう?


本来、大成建設が事業を進めなければ契約違反だと


思うのですが、事情を考慮して、責任の所在も


ほったらかしになっていると思われます。



ちなみに、うちの事務所の入っているビルは、


城山トラストタワーといって、森トラストのビルです。


ほったらかしの土地の利息分も私たちの家賃から


払われてるんだろうか?



先を読むのは難しいですが、中小企業がこのような失敗を


することは許されないですよね。



万が一失敗した場合でも、すぐに対処して、


次の手を考えなければ生き残れません。


そんな気持ちで、空き地を見ていました。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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