国宝や宝島など、最近は“長尺映画”がトレンドのようだ。





でも、個人的には2時間前後でしっかりまとめて、次への布石を残して終わる映画が好きだ。あの“余韻の残し方”こそ映画の醍醐味だと思う。

とはいえ、長尺映画には名作と呼ばれるものも多い。
原作が芸術的に優れているほど、2時間じゃ描ききれないんだろう。
たとえば『マイ・フェア・レディ』や『サウンド・オブ・ミュージック』は3時間近くあるし、日本映画なら黒澤明の『七人の侍』も確か3時間超。
そして『風と共に去りぬ』に至っては、なんと約4時間。
昔は途中で“トイレタイム”があったなんて話も聞く。

自分は映画館でそんな長尺映画を見た経験は少ないけれど、思い出すのはディカプリオ主演の『タイタニック』。あれも確か3時間くらいあったっけ。
それでもあのスケールと感情の波に飲み込まれて、時間を忘れていた。
もしかすると、長尺映画って“長い”んじゃなくて、“深い”のかもしれない。



世界的な美術館・ルーブルで起きた白昼の強盗事件。
わずか7分で宝飾品8点が奪われたというニュースを見て、思わず息をのみました。
だってルーブルといえば、モナ・リザをはじめ世界最高峰のセキュリティを誇る場所。
そんな場所で、電動工具で窓をこじ開けて侵入し、堂々と宝石を持ち去るなんて……
もうハリウッド映画の脚本レベルですよ。



報道によると、犯行グループは銃を使わず、電動工具で警備員を脅していたそうです。
まるで『オーシャンズ11』と『ルパン三世』を足して2で割ったような犯行。
ハッキングでもドローンでもなく、「物理的にこじ開けた」というアナログな手口が、逆にリアルでゾッとします。
最先端の防犯システムよりも、ほんの数分の“人の油断”を突く。
完璧なはずの現代社会の盲点を突いたようで、妙に皮肉ですよね。

そして頭をよぎるのが、あの都市伝説――
「ルーブルに飾られているのは本物ではなく精巧なレプリカ」説。
でも今回は、内相が「計り知れない価値のある宝飾品だった」とコメントしているので、やっぱり本物だったのでしょう。
だとしたら、あのガラスのピラミッドの下で、本当に“歴史的な大事件”が起きたわけです。



妄想ですが、もしこの事件を映画化するならタイトルはこう。
『7 Minutes in the Louvre(ルーブルの7分間)』。
主演はマイケル・ファスベンダー、監督はリドリー・スコット。
音楽はハンス・ジマーで決まり。
舞台はパリからモナコ、そしてドバイへ――盗まれた宝飾品を追う国際捜査網。
その裏で暗躍する“美術品コレクター”の影。
……想像するだけで、鳥肌が立ちます。

ただひとつ言えるのは、現実の事件が映画よりもドラマチックだったということ。
7分という短い時間の中で、世界中の注目を奪ってしまったルーブルの白昼劇。
人間の想像力と欲望が交差する場所にこそ、物語は生まれるのかもしれません。
朝の空気がひんやりと肌を刺すようになってきました。
ニュースの天気予報にも、とうとう“雪”の文字が並び始めています。
まだ札幌では初雪の気配こそありませんが、確実に季節は冬へと歩を進めています。

街路樹の葉は色づきを終え、風に吹かれて舞い落ち、歩道を黄金色に染めています。
そんな光景を見ていると、どこか寂しくもあり、心が静かに整っていくような気もします。
秋の終わりは、いつも少し切ないですね。

予報では、日本海側を中心に雨やみぞれのマーク。
太平洋側でも冷たい風が吹きつけるとのこと。
もう、冬支度を始める時期かもしれません。
ストーブの試運転、タイヤ交換、そして厚手のコートを押し入れの奥から取り出す季節です。

秋が深まるほどに、空気は澄み、夜空の星がいっそう輝きを増していきます。
寒さの中にも、小さなぬくもりを見つけながら、季節の移ろいをゆっくり感じていたいですね。