爽やか青年バンドのはずが、ロック最強の爆心地へ
モノクロ時代の《I Can’t Explain》を見れば分かるけど、
ザ・フーって最初はただの“爽やかイギリス青年バンド”
ロジャーは好青年、ピートも真面目そう、キースもまだ静か。
どう見てもアンプ破壊とは無縁の4人だ。
ではなぜ、このバンドはロックの象徴みたいな“狂気”へ変貌したのか?
■ モッズ文化がザ・フーを加速させた
60年代ロンドンのモッズ文化は
「反骨・スピード・自分らしさ」を重視する若者ムーブメント。
ザ・フーはその旗印だった。
だからこそ“普通のビート系バンド”では収まらず、
音も姿勢もどんどん尖っていく。
■ ギター破壊は衝動だけじゃない
ピートのギター破壊は、
“ルールの中で生きる気はない”という決意の表現だった。
ただのパフォーマンスではなく、
ザ・フーというバンド自体の「生き方」。
だから後のパンクやオルタナにも影響を与えた。
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■ ライブの凄さはロック界でも別格
ザ・フーの真価はスタジオよりライブ。
キース・ムーンの暴走ドラミング
エントウィッスルの鉄壁ベース
ピートの風車奏法
ロジャーのシャウトとマイクぶん回し
この4人が揃うと、ステージはほぼ“爆発”。
ツェッペリンやクイーンが出ても、
「最強のライブはザ・フー」という声が多い理由はここ。
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■ 破壊者なのに“文化の創造者”
ザ・フーは“壊すバンド”と思われがちだけど、むしろ逆。
● ロックオペラ『Tommy』『Quadrophenia』
→ ロックに物語世界を持ち込んだ革命
● スタジアムロックの礎
→ 爆音ライブの「基準」を作った
● パンクへの影響
→ ピストルズの精神的ルーツはザ・フー
壊すことで、むしろ新しいロックの形を作ったバンドだった。
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■ まとめ:ザ・フーは“脱線したから伝説になった”
始まりは普通。
でも時代の空気と本人たちの衝動が重なり、
気づけばロック史で最も危険で、最も愛される存在に。
ザ・フーは、
“型破り”をそのままロックの魅力に変えたバンドだった。