連絡先に誕生日を入れているせいで、疎遠になった人の名前もグーグルカレンダーが毎年そっと知らせてきます。


おめでとう、とただ一言伝えたくなっても、いまの距離感を考えると踏み出せずにいます。
それでも変わらず願っています。
どうか、この一年があなたにとって優しい時間でありますように。
そんな気持ちを、毎年そっと思い出させてくれるグーグルカレンダーの話でした。

この時期はこの曲が染みますよね~~?!



ここ数年、音楽シーンでは昔の名曲を新しい感覚で楽しむ“カバーブーム”が続いています。
昭和歌謡や80〜90年代の曲が再評価され、若い世代にも自然と広がっていく流れは、まさに「温故知新」という言葉がぴったりだと思います。

そんな中で発表された、チャラン・ポ・ランタンのカバー企画「唱和百年」。
収録曲を見ても、ただノスタルジーに寄せるのではなく、昭和歌謡を現代の空気にあわせて再解釈する“作品”としての姿勢が伝わってきます。

チャランポは以前のカバーアルバムでも、
・フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」
・ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
などを自分たちらしいアレンジで表現していて、原曲へのリスペクトとセンスの良さはすでに証明済み。
だからこそ今回の企画にも安心感があるし、どんな仕上がりになるのか楽しみになります。



昭和歌謡は一言で括れないほど幅が広いですが、今回の選曲は“昭和のいろいろな表情”を拾った内容になっていて、その視点も面白いところです。
個人的には、70年代アイドルの伊藤咲子や天地真理などもいつかチャランポの解釈で聴いてみたいですが、それはまた別のタイミングで期待したいところ。

古い曲がただ懐かしさだけで消費されるのではなく、今の時代にもう一度“音楽として”受け取られる。このカバーブームがそんな流れにつながれば嬉しいなと思います。



爽やか青年バンドのはずが、ロック最強の爆心地へ

モノクロ時代の《I Can’t Explain》を見れば分かるけど、
ザ・フーって最初はただの“爽やかイギリス青年バンド”



ロジャーは好青年、ピートも真面目そう、キースもまだ静か。
どう見てもアンプ破壊とは無縁の4人だ。

ではなぜ、このバンドはロックの象徴みたいな“狂気”へ変貌したのか?




■ モッズ文化がザ・フーを加速させた

60年代ロンドンのモッズ文化は
「反骨・スピード・自分らしさ」を重視する若者ムーブメント。
ザ・フーはその旗印だった。
だからこそ“普通のビート系バンド”では収まらず、
音も姿勢もどんどん尖っていく。




■ ギター破壊は衝動だけじゃない

ピートのギター破壊は、
“ルールの中で生きる気はない”という決意の表現だった。
ただのパフォーマンスではなく、
ザ・フーというバンド自体の「生き方」。
だから後のパンクやオルタナにも影響を与えた。


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■ ライブの凄さはロック界でも別格

ザ・フーの真価はスタジオよりライブ。

キース・ムーンの暴走ドラミング

エントウィッスルの鉄壁ベース

ピートの風車奏法

ロジャーのシャウトとマイクぶん回し


この4人が揃うと、ステージはほぼ“爆発”。
ツェッペリンやクイーンが出ても、
「最強のライブはザ・フー」という声が多い理由はここ。


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■ 破壊者なのに“文化の創造者”

ザ・フーは“壊すバンド”と思われがちだけど、むしろ逆。

● ロックオペラ『Tommy』『Quadrophenia』
→ ロックに物語世界を持ち込んだ革命

● スタジアムロックの礎
→ 爆音ライブの「基準」を作った

● パンクへの影響
→ ピストルズの精神的ルーツはザ・フー

壊すことで、むしろ新しいロックの形を作ったバンドだった。


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■ まとめ:ザ・フーは“脱線したから伝説になった”

始まりは普通。
でも時代の空気と本人たちの衝動が重なり、
気づけばロック史で最も危険で、最も愛される存在に。

ザ・フーは、
“型破り”をそのままロックの魅力に変えたバンドだった。