実際に口から音を発することがなくとも、歌えば暗譜で弾けるようになります。
しかし、重音では、この経験則が使えないのです。
重音のうちの一方である旋律は歌うことができるのですが、他方は一方と同時に歌えないのです。
そう、人間は、二声を同時に歌えないということに改めて気づきました。
二声のうちの旋律的な音符は歌えるの暗譜できるのですが、他方はなかなか覚えられないのです。和声に関する理論的バックグラウンドもないですし。
歌えば暗譜できるという自身の経験則が、重音では効果的ではないというのが第1の問題。
第2の問題が、二声、三声、四声の音符を見ただけでは、どんな響きがするのか、全く想像できないという点。弾いて初めて、こんな響きなんだと認識することができます。音符と響きが未だ未だリンクしていないのです。
そもそも、人間は、二声を同時に歌う能力を先天的にも備えておらず、後天的にも備えないのですから、二声を聞く能力も先天的には持っていないのではないかと思われます。
先天的に備えていない聞く能力を獲得するには、それは、練習して耳を鍛える他ないでしょう。そういえば、差音を聞く課題も初期の時にやっていましたね。
これまでは、重音を音で覚えるというよりも、運指、左手に覚え込ませるといった感じでしょうか。左手主体を、音として耳を主体として記憶しようとしているところです。
音としての重音を暗記するには、単音の場合に比べて、3通りの練習方法があるので、3倍時間がかかるのではないかと思ったレッスンでした。
レッスンは、重音エチュードが追加されています。
01 先生オリジナルのボーイングの練習(指弓)
02 先生オリジナルのボーイングの練習(人差し指、逆さ弓)
02 先生オリジナルのボーイングの練習(レガート奏法)
03 指の拡張①
04 指の拡張②
05 先生オリジナルの腕ビブラートの練習
06 エチュード15、43番
07 重音エチュード
08 クロイチェル24の後半(フィンガード)
09 カールフレッシュNo5の一部
10 クライスラーの曲(全範囲)(四分音符106)