比の計算 その37(攻玉社中 2022・①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

比を二重にそろえるものです。算数というよりは国語の問題に近い。

 

問題

兄と弟がはじめに持っている金額の比は7:3でした。兄は本を買い、2人の持っている金額の比が2:1になりました。その後、兄が弟に1000円わたしたので、持っている金額の比が4:5になりました。このとき、兄が買った本の値段は□円です。

 

 

解説

1000円渡す前と、渡した後で比をそろえましょう。ここでは、合計が9になるよう揃えます。

渡す前  6:3

渡した後 4:5

比の2…1000円にあたります。

このとき、本を買ったあとの兄の所持金は3000円、弟の所持金は1500円とわかります。

そうすると、兄のはじめの所持金は1500÷3×7=3500円なので、本の値段は3500-3000=500円と求まります。

500円