仕事算 その17(女子学院中 2022) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

少し珍しい仕事算。

速さの比に近いかも。

 

問題

A,B,Cの3台の機械は,それぞれ常に一定の速さで作業をします。BとCの作業の速さの比は5:4です。

ある日,A,B,Cで別々に,それぞれ同じ量の作業をしました。3台同時に作業を始め,Bが1/4を終えた6分後にAが1/4を終えて,Aが2/3を終えた12分後にCが2/3を終えました。作業にかかった時間はAが□時間□分,Bが□時間□分でした。

次の日,前日に3台で行ったすべての量の作業をA,Bの2台でしました。

2台同時に作業を始めてから,□時間□分□秒ですべての作業が終わりました。

 

 

解説

Bが2/3を終えるとき、Aが2/3を終えるよりも6×8/3=16分早く終わります。

これは、Cが2/3を終えるより16+12=28分早くできることになります。

このとき、B、Cの時間の比が1/5:1/4=4:5より、作業の2/3を終えるには、Bは28×4=112分、Cは28×5=140分、Aは140-12=128分かかるとわかります。

そうすると、Bは112÷2/3=168分=2時間48分、Cは140÷2/3=210分、Aは128÷2/3=192分=3時間12分かかります。

また、昨日の1台当たりの作業の総量を1344とし、Aの作業量を毎分7、Bの作業量を毎分8とすると、2人で作業した場合1344÷(7+8)×3=268.8分=4時間28分48秒かかります。

A 3時間12分 B 2時間48分 A・B 4時間28分48秒