場合の数 その26(芝中 2006・①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

場合の数は書いてみるのが吉。

 

問題

9枚のカード0,0,0,1,1,1,2,2,2があります。この中から4枚のカードを取り出して,4けたの整数を作るとき,全部で( ① )通りの整数ができて,そのうち3の倍数となるのは全部で( ② )通りあります。

ただし,0001や0122のように0からはじまるものはのぞきます。

 

 

解説

カードがそれぞれ4枚ずつあるとすると、千の位は1か2の2通り、百の位は0、1、2の3通り、十の位、一の位も同様なので求める答えは2×3×3×3=54通りです。

そのうち、1111、2222は1も2もカードが3枚しかないのでつくれません。よって、求める答えは54-2=52通りです。

そのうち、3の倍数になるためには(1、1、1、0)、(1、2、0、0)、(2、2、2、0)、(2、2、1、1)の組み合わせとなり、(1、1、1、0)、(2、2、2、0)は0の位置が百の位、十の位、一の位で各3通りずつ、(1、2、0、0)は1200、1020、1002、2100、2010、2001の6通りとなり、(2、2、1、1)は、1122、1212、1221、2211、2121、2112の6通りとなりますので、すべて合わせて3+3+6+6=18通りとなります。

① 52通り ② 18通り