速さの問題 その7(灘中 2007・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

案ずるより産むがやすし、そんな言葉が思い浮かぶ一題です。

 

問題

A地点から6000m離れたB地点まで荷車が毎分30mの速さで進む。荷車が900m進んだとき,A地点にいるP君が,ボール1個を持ち,荷車を追って出発する。追いつくとそのボールを荷車に乗せて,すぐ引き返し,A地点でボール1個を受け取り,また荷車を追って出発する。荷車がB地点に着くまで,P君はこの動きをくり返す。P君の速さは毎分90mであるとして,最後に荷車にボールを乗せたのは,P君が動き始めてから□分後である。

 

 

解説

1回目にボールを乗せるとき

900÷(90-30)=15分後

 

2回目にボールを乗せるとき

15×2×90÷(90-30)+15=60分後

 

3回目にボールを乗せるとき

30×2×90÷(90-30)+60=150分後

 

3回目のとき、荷車は150×30+900=5400mの地点にあり、その後、P君は追いつかないので、求める解は150分後

150分後