推理算 その6(灘中 2006・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

複数の要素を同時に考えることが必要です。

 

問題

小学6年生40人に,国語,算数,理科について,「好き」ならば○,「きらい」ならば×をつけさせたところ,○の総数は100で,×の総数は20であり,3教科すべてに×をつけた生徒はいなかった。算数に○をつけた生徒は35人で,このうち2人は算数だけに〇をつけ,算数には×,理科は○をつけた生徒は4人であった。このとき,国語だけに○をつけた生徒は( ① )人である。また,3教科すべてに〇をつけた生徒の人数は最も多くて( ② )人である。

 

 

解説

算数○…35人より、算数×…5人とわかります。

算数×のうち、4人は理科に〇をつけていることもわかります。

残り1人は、すべて×がいないので、国語だけに○をつけていることがわかります。

 

ここで、×が合計20であることから、2教科×が最大のときに3教科○も最大になることがわかります。2教科×を最大にするには、算数×、理科○が全員国語×の2教科×である必要があります。

算数×、理科○の4人が全員国語×であるとき、算数のみ○が2人、理科のみ○が4人、国語のみ○が1人より、1教科のみ○が合計4+2+1=7人となり、これらの生徒は合計7×2=14の×をつけているので、2教科○は20-14=6人とわかります。

このとき、3教科○は40-(7+6)=27人とわかります。

①1人②27人