速さの比 その7(フェリス女学院中 2010) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

速さの比の基本はしっかり抑えたい。

 

問題

A,B,Cの3人が,学校から駅まで行きました。

AとBは同時に歩いて出発しましたが,CはAとBより2分おくれて走って出発しました。

BはAより3分おくれて駅に着き,CはAより1分早く駅に着きました。

AとBの歩く速さの比は4:3で,Cの走る速さは分速120mです。

次の問いに答えなさい。

 

⑴ Aは学校から駅まで何分間かかりましたか。

⑵ Aの歩く速さは分速何mですか。

⑶ Cが駅に着いたとき,Bは駅まで何mのところにいましたか。

 

 

解説

AはBより3分早く、2人のかかった時間の比は3:4となることから、Aは9分、Bは12分で駅に着いたことがわかります。

⑴ 9分

Cは9-2-1=6分で駅に着きますので、学校から駅までは120×6=720mとわかります。

このとき、Aは720mを9分で歩くことから、720÷9=毎分80mと求まります。

別解)

AとCも2+1=3分の差があることから、かかる時間の比はA:C=3:2とおけ、速さの比は2:3となるので、Aは120÷3×2=毎分80mとなります。

⑵ 毎分80m

Bの速さは80÷4×3=毎分60mで、Cが駅に着くときには6+2=8分間歩いていることになります。

よって、Bは駅まで720-8×60=240mのところにいることがわかります。

⑶ 240m