因数の問題 その36(フェリス女学院中 2010) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

素因数分解は整数問題の基本です。

 

問題

2つの整数A,Bについて,次の(あ),(い)のことがわかっています。

(あ) A×B=7098

(い) B-A=143

 

① 整数A,Bの最大公約数を求めなさい。

② 整数Aを求めなさい。

 

 

解説

7098は、7098=2×3×7×13×13と素因数分解できます。

このとき、A=最大公約数×a、B=最大公約数×bとすると、2×3×7×13×13=最大公約数×最大公約数×a×bとなり、最大公約数は13とわかります。

① 13

a×b=2×3×7より、a=2、3、7、6、14、21が考えられます。

このとき、13×b-13×a=143より、a-b=11とわかります。これを満たすa、bの組み合わせはa=3、b=14となります。

よって、A=13×3=39とわかります。

② 39