因数の問題 その33(甲陽学院中2019・2日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

ちょっと考えるのがめんどくさい問題ですが、考えることの練習にちょうどいい問題だと思います。

 

問題

A,Bはともに1以上100以下の整数とします。次のようになるA,Bの選び方は何通りありますか。ただし,例えばAが1,Bが3の場合と,Aが3,Bが1の場合とは別の選び方とします。また,AとBが同じ数である場合もふくみます。

⑴ AとBの積が3の倍数となる選び方

⑵ AとBの積が9の倍数となる選び方

⑶ AとBの積が27の倍数となる選び方

 

 

解説

100までに3の倍数は100÷3=33個、そうでないものは100-33=67個あります。

少なくともAが3の倍数のときは33×100=3300通り、Aが3の倍数でないときは67×33=2211通りなので、合わせて3300+2211=5211通りとわかります。

⑴ 5211通り

9の倍数×100、9の倍数でない3の倍数×3の倍数、3の倍数以外×9の倍数の3パターンになります。

9の倍数は100÷9=11個、9の倍数でない3の倍数は33-11=22個ですので、合計は以下のようになります。

11×100+22×33+67×11­­=2563通り

⑵ 2563通り

27の倍数×100、27の倍数以外の9の倍数×3の倍数、9の倍数以外の3の倍数×9の倍数、3の倍数以外×27の倍数の4パターンになります。

27の倍数は100÷27=3個、27の倍数以外の9の倍数は11-3=8個ですので、合計は以下の通りです。

3×100+8×33+22×11+67×3=1007通り

⑶ 1007通り