規則性 その13(灘中 1999・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

これの規則性を見抜くためには、計算のセンスが必要です。

 

問題

次のように2つの整数の積をつくる。

1×1998, 2×1997, 3×1996, ……, 999×1000

これら999個のうち,12で割り切れるものは□個ある。

 

 

解説

12の倍数になるためには、12の倍数×その他か3の倍数×4の倍数となります。

1×1998 2×1998 3×1997 …… 12×1987までの数を見たとき、12の倍数×その他は7×1992、12×1987の2つ、3の倍数×4の倍数は3×1996、4×1995となります。

その後は19×1980、24×1975、15×1984、16×1983とのように12個ごとに繰り返しとなります。

そうすると、999÷12=83…3より、12個の周期が83個あり、残りは997×1002、998×1001、999×1000の3つになります。この3つのうち、999×1000は3×1996同様に12で割り切れますので、求める数は83×4+1=333個です。

333個