いもづる算 その9(灘中 1999・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

地道に条件を見ていきましょう。

 

問題

トラック1台があって,積み荷の重さは合計2000kg以下,積み荷の体積は合計24㎥以下にしなければならない。1個の重さが100kg,体積が0.8㎥の製品Aと,1個の重さが50kg,体積が3㎥の製品Bをこのトラックに積むとすると,A,B合わせて最大□個積むことができる。

 

 

解説

重さに注目すれば、Aは2000÷100=20個、Bは2000÷50=40個、体積に注目すればAは24÷0.8=30個、Bは24÷3=8個積むことができます。

ここで、Aを20個積むことを考えると、体積にまだ余裕があるので、重さを変えずにBに置き換えることで、より多くの荷物が積めることがわかります。

A1個につき、Bは100÷50=2個で置き換えができます。

また、Aを20個積んでいる場合、残りの体積は24-20×0.8=8㎥、A1個をB2個で置き換えた場合、体積は3×2-0.8=5.2㎥ずつ増えます。1個ずつ置き換える場合は3-0.8=2.2㎥増えます。

そうすると、A1個をB2個で置き換える(合計21個、2000kg、21.2㎥)か、A2個をB3個で置き換える(合計21個、1950kg、23.4㎥)となりますので、求める個数はいずれの場合も21個となります。

21個