今日も灘です。
そこまで目新しさがあるわけではありませんが、解いてみて、素直に面白いと感じられる学校です。
問題
4けたの数ABCDを考えます。ただし,A,B,C,Dには同じ数字があってもよいとします。数字の並びを逆にしたDCBAがABCDより大きい4けたの整数となるようなABCDは全部で( ① )個あります。また,DCBAがABCDと等しい4けたの整数になるようなABCDすべての合計は( ② )です。
解説
実際にどのような数があるかを考えると2232と2322のように百の位で決するものと、3214と4123のように千の位で決するものがあります。
⑴百の位で決するとき
千の位、一の位は同じ数になるので1から9の9通り
百、十の位は十の位が常に百の位より大きくなるので、(0,1)から(8,9)まで考えられます。
これは9+8+7+…+2+1=45通り
つまり、⑴の条件は45×9=405個の数が考えられます。
⑵千の位で決するとき
千の位は一の位より常に小さいので、(1,2)から(8,9)まで考えられます。
これは1+…+8=36通りになります。
百の位、十の位は0から9までのどのような数でも構わないので10×10=100通りです。
このとき、⑵は36×100=3600個となります。
よって、求める数は4005個となります。
① 4005個
1001+1111+1221+…+2002+…+9009+…+9999にて求めることができる。
これを見ると
千の位の和:1000×(1+2+…+9)×10=450000
百の位の和:100×(0+1+2+…+9)×9=40500
十の位の和:10×(0+1+…+9)×9=4050
一の位の和:(1+2+…+9)×10=450
より、合計は450000+40500+4050+450=495000となります。
② 495000