規則性 その11(灘中 2010・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

数列がわかればあとは計算でも求められますが、ここでは直感的に解いてみてほしいので、書き並べてみました。

 

問題

11で割ると小数第2位が3になり,13で割ると小数第1位が6になる整数を考えます。このうち最も小さいものは( ① )で,2番目に小さいものとの差は( ② )です。

 

 

解説

何も思い当たることがないので、1から順に11で割ると、7が11で割って小数第2位が3になることがわかります。

つまり、7 18 29 40 … と7に11を足し続けた数が求める数とわかります。

次に、13で割ってみると、8のとき、9のときに条件を満たします。

そうすると、先ほどと同様に、8 21 34 47 60 … 、もしくは9 22 35 48 … が条件を満たすことがわかります。

書き出してみると

7 18 29 40 51 62 73 84 95 106 117 128 139 …

8 21 34 47 60 73 …

9 22 35 48 61 74 87 100 113 126 139 …

 

となりますので、最小は73、2番目に小さい数は139とわかり、①は73、②は139-73=66とわかります。

① 73 ② 66