昨日書きましたオンライン講座について、案外、まとまったものもなく、調べるのも大変ということに気づきました。
そんなわけでわかる限りで調べてみました。
よかったら参考にしてください。
なお、単純視聴は塾版のネットフリックスみたいなものとして、双方向はオンライン会議みたいなものをイメージしてください。(実際、teams、zoomといったオンライン会議アプリを使います。)
前者はいつでも見られる反面、子供によっては入り込めないことがあり、後者は比較的入り込みやすい反面、スケジュールの融通が利きにくいという点があります。
また、楽したい子どもと、とにかくやらせたい親という変数による学習ルーチンの不安定さがみられるという問題もありますので、どのくらいやるかについて子どもと話し合って決めてから利用されることを薦めます。
また、地方、海外の方にくれぐれも意識していただきたいのは、小学校の勉強とは全くかけ離れたところに中学受験はあるということです。
つまり、普段学校で100点しかとらない生徒が20点、30点、ということは普通にありますし、一応の目安をいえば、小学校でトップオブトップの子が少し頑張って四谷の偏差値45(入塾テストでない模試で)あれば御の字というところです。
ですので、中学受験の勉強の経験のない人は、下位から取り組んだ方が間違いはありません。
また、学習量(家庭での)については、少なくて平日1時間、標準的には2時間、多くて3時間くらいを見てください。なお、私が知る限りの塾のキャラクターから推し測ったものとなりますので、実際の量の感覚は各社にお問い合わせください。
日能研
日能研関西ウェブ教室
ポイント
単純視聴
関西圏に的を絞った授業であり、関東・関西・他地域の微妙なニュアンスの違い(音の速さの計算の出題の有無など)はありますが、さほど大きな違いであるとは思いません
学習量:標準
早稲田アカデミー
早稲アカDUAL
https://www.waseda-ac.co.jp/info/2020/detail/online_class.html
ポイント
双方向・単純視聴(一部)
首都圏中堅、上位校に強みがある塾が行うという点で、多くの受験生の需要をカバーする
学習量:多い
四谷大塚
進学くらぶ
https://www.yotsuyaotsuka.com/school/shingaku/index.php
ポイント
単純視聴
教育業界動画配信のはしりともいえる東進グループだけあり、工夫のある動画を作る
ここも中堅、上位校に強く、また、四谷大塚の予習シリーズがいわば中学受験業界の標準テキストであるという現状があることを思えば、魅力的
学習量:標準
浜学園
浜学園webスクール
https://hamagakuen-webschool.jp/
ポイント
単純視聴
単純視聴ではあるが、実際の授業を録画編集したものなので臨場感がありそう。
出題傾向については日能研関西に同じだが、こちらはやや上位・難関より。なので、東西差はさらに小さい。
学習量:多め
エルカミノ
小学部オンライン講座
https://www.elcamino.jp/primary-onl
ポイント
双方向
対面授業をそのままオンライン化した、ある意味フル規格のオンライン授業
筑駒、灘、御三家のような最難関、難関にかなり強い塾なので、相応の力がないと難しいと思われる
学習量:少なめ(ただし、こうしたグループの塾の少ないは、ハイレベルのものが最小限、ということなのでご注意ください)