考えるより先に手を動かすことが活路を開きます。
素数はそう多くはないので。
問題
1から9までの数字が1つずつ書かれたそれぞれ1枚ずつ,合わせて9枚あります。このとき,次の問いに答えなさい。
① カードを3枚使ってできる3けたの数のうち,9の倍数であるものは全部で何個できるか。
② カードを2枚同時に選びます。選んだカードで2けたの整数を作ります。どちらのカードを十の位にしても一の位にしても整数となりました。このようなカードの選び方は何通りあるか求めなさい。
解説
各桁の位の数の和が9の倍数になれば条件を満たします。
(1,2,6)、(1,3,5)、(1,8,9)、(2,3,4)、(2,7,9)、(3,6,9)、(3,7,8)、(4,5,9)、(4,6,8)、(5,6,7)
それぞれに並び方が6通りずつあるので、6×10=60通りとなります。
① 60通り
十の位が1となる素数
13、17、19
このうち、逆の31、71は素数となります。
十の位が2となる素数
23、29
いずれも不適です。
十の位が3となる素数
37
逆の73も素数です。
十の位が4となる素数
47
こちらも不適です。
十の位が5になる素数
59
こちらも不適です。
十の位が6になる素数
67
こちらも不適です。
十の位が7になる素数
79
逆の97も素数です。
十の位が8になる素数
89
こちらも不適です。
以上より、適するものは4通りとわかります。
② 4通り