因数の問題 その27(早稲田大学高等学院中学部 2018) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

考えるより先に手を動かすことが活路を開きます。

素数はそう多くはないので。

 

問題

1から9までの数字が1つずつ書かれたそれぞれ1枚ずつ,合わせて9枚あります。このとき,次の問いに答えなさい。

 

① カードを3枚使ってできる3けたの数のうち,9の倍数であるものは全部で何個できるか。

② カードを2枚同時に選びます。選んだカードで2けたの整数を作ります。どちらのカードを十の位にしても一の位にしても整数となりました。このようなカードの選び方は何通りあるか求めなさい。

 

 

解説

各桁の位の数の和が9の倍数になれば条件を満たします。

(1,2,6)、(1,3,5)、(1,8,9)、(2,3,4)、(2,7,9)、(3,6,9)、(3,7,8)、(4,5,9)、(4,6,8)、(5,6,7)

それぞれに並び方が6通りずつあるので、6×10=60通りとなります。

① 60通り

十の位が1となる素数

13、17、19

このうち、逆の31、71は素数となります。

十の位が2となる素数

23、29

いずれも不適です。

十の位が3となる素数

37

逆の73も素数です。

十の位が4となる素数

47

こちらも不適です。

十の位が5になる素数

59

こちらも不適です。

十の位が6になる素数

67

こちらも不適です。

十の位が7になる素数

79

逆の97も素数です。

十の位が8になる素数

89

こちらも不適です。

以上より、適するものは4通りとわかります。

② 4通り