因数の問題 その22(桜蔭中 2012) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

小数第1位の限定条件に気づけることが重要です。

このイメージは、わりといろいろな整数問題で使えます。

 

問題

4けたの整数のうち,28の倍数は□個あります。また,28で割ると小数第1位でちょうど割り切れる4けたの整数のうち,最も小さい数は□です。4けたの整数のうち,28で割ると小数第1位でちょうど割り切れる数は□個あります。

 

 

解説

9999÷28=357.1…、999÷28=35.6…なので、4けたの整数のうち28の倍数は357-35=322個です。

また、28×(小数第1位までの数)=整数となることから、求める商は、小数第1位の値が5になることが分かります。

35.6…×28<28で割るとちょうど小数第1位で割り切れる数<357.1…×28より、求める数の最大は356.5×28、最小は36.5×28=1022、求める個数は356-36+1=321個です。

322個 1022 321個