旅人算 その5(海城中 2003・2回) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

名前の設定に面白みと時代を感じます。

本当はダイヤグラムにした方が分かりやすいですが、事情により割愛。同じ4時間の工程というところがミソです。

 

問題

たかし君とななこさんは,たがいに自分の家から相手の家までを往復しました。2人は同時に自分の家を出て,それぞれ行き帰りともに一定の速さで歩きました。たかし君は行き帰りともに同じ速さで歩きましたが,ななこさんは行きと帰りの速さの比が7:3でした。2人は4時間後,同時に自分の家に着きました。次の問いに答えなさい。

⑴ 2人が出会ったのは出発してから何分後と何分後でしたか。

⑵ 2人が出会ってから再び出会うまでにななこさんは4830m歩きました。2人の家の間のきょりは何mですか。

 

 

解説

ななこさんは行きに4時間×3/10=6/5時間、帰りに4-6/5=14/5時間かかり、たかし君はともに2時間かけていることが分かります。

このとき、行きのななこさん:たかし君の速さの比は5:3、帰りのななこさん:たかし君の速さの比は5:7とわかります。

行き:2人はななこさんの家から5/8の道のりで出会いますので、6/5×5/8=3/4時間=45分後に出会うことが分かります。また、帰りはたかし君の家まで7/12のところで出会いますので、4時間-2時間×7/12=17/6時間=170分後に出会うことが分かります。

⑴ 45分後 170分後

ななこさんは2回目に出会うまでに道のりの1-5/8+7/12=9/24+14/24=23/24だけ歩きます。

よって、4830÷23/24=5040mが求める道のりとわかります。

⑵ 5040m